~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四、 八つの詩句の章
16、サーリップッタ
958、修行者は世を厭うて、人のいない座所や樹下や墓地を愛し、
山間の洞窟の中におり、
959、または種種の座所のうちにいるのであるが、
そこにはどんなに恐ろしいことがあるのだろう。
―――修行者は音のしないところに坐臥していても、
それらを恐れて震えてはならないのだが、
960、未到の地におもむく人にとっては、
この世にどれだけの危難があることだろう。
―――修行者は辺鄙(へんぴ)なところに坐臥していても、
それらの危難にうち克たなければならないのだが。
~ 感謝・合掌 ~