~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
12、並ぶ応答――小篇
887、偏見や伝承の学問や戒律や誓いや思や、
これらに依存して(他の説を)蔑視し、(自己の学説の)
断定的結論に立って喜びながら、
「反対者は愚人である、無能な奴だ」という。
888、反対者を<愚者>であると見なすととも、
自己を<真理に達した人>であるという。
かれはみずから自分を<真理に達した人>であるという。
かれはみずから自分を<真理に達した人>であると称しながら、
他人を蔑視し、そのように語る。
889、かれは過った妄見を以ってみたされ、
驕慢によって狂い、自分は完全なものであると思いなし、
みずからの心のうちでは自分を賢者だと自認している。
かれのその見解は、(かれにはよれば)
そのように完全なものだからである。
~ 感謝・合掌 ~