浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば]より。

2017-05-05 00:06:36 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四 八つの詩句の章 

              12、並ぶ応答――小篇

887、偏見や伝承の学問や戒律や誓いや思や、
       これらに依存して(他の説を)蔑視し、(自己の学説の)
       断定的結論に立って喜びながら、
       「反対者は愚人である、無能な奴だ」という。

888、反対者を<愚者>であると見なすととも、
       自己を<真理に達した人>であるという。
       かれはみずから自分を<真理に達した人>であるという。
       かれはみずから自分を<真理に達した人>であると称しながら、
       他人を蔑視し、そのように語る。

889、かれは過った妄見を以ってみたされ、
       驕慢によって狂い、自分は完全なものであると思いなし、
       みずからの心のうちでは自分を賢者だと自認している。
       かれのその見解は、(かれにはよれば)
       そのように完全なものだからである。



              ~ 感謝・合掌 ~







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