~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
13、並ぶ応答――長篇
895、これらの偏見を固執して、
「これのみが真理である」と宣説する人々、
―――かれらはすべて他人からの非難を招く。
また、それについて(一部の人々から)称賛を博するだけである。
896、(たとい称賛を得たとしても)それは僅かなものであって、
平安を得ることはできない。
論争の結果は(称賛と非難との)二つだけである、とわたしは説く。
この道理を見ても、汝らは、無論争の境地を安穏であると観じて、
論争をしてはならない。
897、すべて凡俗の徒のいだく、
これらの世俗的見解に、智者は近づくことがない。
かれは、見たり聞いたりしたことがらについて
「これだ」と認め知ることがないから、こだわりがない。
かれはそもそもどんなこだわりに赴くのであろうか?
~ 感謝・合掌 ~