浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダのことば」より。

2017-05-08 00:20:32 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四 八つの詩句の章 

              13、並ぶ応答――長篇

895、これらの偏見を固執して、
       「これのみが真理である」と宣説する人々、
       ―――かれらはすべて他人からの非難を招く。
       また、それについて(一部の人々から)称賛を博するだけである。

896、(たとい称賛を得たとしても)それは僅かなものであって、
       平安を得ることはできない。
       論争の結果は(称賛と非難との)二つだけである、とわたしは説く。
       この道理を見ても、汝らは、無論争の境地を安穏であると観じて、
       論争をしてはならない。

897、すべて凡俗の徒のいだく、
       これらの世俗的見解に、智者は近づくことがない。
       かれは、見たり聞いたりしたことがらについて
       「これだ」と認め知ることがないから、こだわりがない。
       かれはそもそもどんなこだわりに赴くのであろうか?


               ~ 感謝・合掌 ~



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