浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「ブッダことば」より。

2017-05-13 23:59:30 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

              13、並ぶ応答――長篇

913、過去の汚れを捨てて、新しい汚れをつくることなく、
       欲におもむかず、執着して論ずることもない。
       賢者は諸々の偏見を離脱して、世の中に汚されることなく、
       自分を責めることもない、

914、見たり、学んだり、考えたりしたどんなことについてでも、
       賢者は一切の事物に対して敵対することがない。
       かれは負担をはなれて解放されている。
       かれははからいをなすことなく、
       快楽に耽ることなく、求めることもない。
       ―――師はこのように言われた。


               ~ 感謝・合掌 ~


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「ブッダのことば」より。

2017-05-13 00:12:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

        ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

     
               第四 八つの詩句の章 

              13、並ぶ応答――長篇

910、(「われは知る」「われは見る」ということに)執着して論ずる人は、
        みずから構えた偏見を尊重しているので、かれを導くことは容易でない。
        自分の依拠することがらのみ適正であると説き、そのことがらに(のみ)
        清浄(となる道)を認める論者は、そのように(一方的に)見たのである。

911、バラモンは正しく知って、妄想分別におもむかない。
        見解に流されず、知識にもなずまない。
        かれは凡俗のた立てる諸々の見解を知って、心にとどめない。
        ――他の人々はそれに執着しているのだが、――

912、聖者はこの世で諸々の束縛を捨て去って、
        論争が起こったときにも、党派にくみすることがない。
        かれは不安な人々のうちにあっても安らけく、泰然として、
        執することがない。
        ――他の人々はそれに執着しているのだが。――


                ~ 感謝・合掌 ~


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