浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

極楽と地獄の在り処
たずぬれば我が内にこそ
共にあるなれ

「ブッダのことば」より。

2017-05-22 23:10:31 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

     ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四、 八つの詩句の章 

                15、武器を執ること

938、(生きとし生けるものは)終極においては違逆に会うのを見て、
        わたくしは不快になった。
        またわたくしはその(生けるものどもの)心の中に
        見がたき煩悩の矢が潜んでいるのを見た。

 
939、この(煩悩の)矢に貫かれた者は、
        あらゆる方角をかけめぐる。
        この矢を引き抜いたならば、
        (あちこちを)かけめぐることもなく、沈むこともない。

940、そこで次に実践のしかたが順次の述べられる。
        ―――世間における諸々の束縛の絆にほだされてはならない。
        諸々の欲望を究めつくして、自己の安らぎを学べ。


                ~ 感謝・合掌 ~




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「ブッダのことば」より。

2017-05-22 00:27:02 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

      ~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~

    
               第四 八つの詩句の章 

                15、武器を執ること

935、殺そうと争闘する人々を見よ、
       武器を執って打とうとしたことから恐怖が生じたのである。
       わたくしがぞっとしてそれを厭い離れたその衝撃を述べよう。

 
936、水の少ないところにいる魚のように、
       人々が慄(ふる)えているのを見て、
       また人々が相互に抗争しているのを見て、
       わたくしに恐怖が起こった。

937、世界はどこも堅実ではない。
       どの方角でもすべて動揺している。
       わたくしは自分のよるべき住所を求めたのであるが、
       すでに(死や苦しみなどに)とりつかれていないところを
        見つけなかった。


               ~ 感謝・合掌 ~





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