~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第四 八つの詩句の章
13、並ぶ応答――長篇
907、(真の)バラモンは、他人に導かれことがない。
また諸々のことがらについて断定をして固執することもない。
それ故に、諸々の論争を超越している。
他の教えを最も勝れたものだと見なすこともないからである。
908、「われは知る。われは見る。これはそのとおりである」
という見解によって清浄になることができる。
と或る人々は理解している。
たといかれが見たとしても、それがそなたにとって、何の用があるだろう。
かれらは、正しい道を踏み外して、他人によって清浄となると説く。
909、見る人は名称と形態とを見る。
また見てはそれらを(常住または安楽であると)認め知るであろう。
見たい人は、多かれ少なかれ、それらを(そのように)見たらよいだろう。
真理に達した人々は、それ(を見ること)によって清浄になるとは
説かないからである。
~ 感謝・合掌 ~