~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「肉体を有する現世の天使は」
先の続き・・・
こう言ってそのお父さんに説明しますと、
「なるほど、良く分かりました。それなら私にもできますね」
「ああ、どなた様でもできます」。
これは簡単でしかも正確な理論です。
私たちはそのような心の方法を学びましたら、
まず自分が神の愛を一つに現すレンズの役目を
果たさなくてはいけません。
相手の方に愛の心を向けたらいいのです。
そうしますと、
この肉体はもともと神様から頂いたものですから、
しかも六十何兆という細胞が集まって形造られており、
その一つ一つは全部神のお造りに
なった命の塊です。
神の御心を頂いて、自分の魂で焦点を合わせたら、
これは病気が治って当たり前です。
ですから、「はい、治りなさい」と言えば治ってくれます。
このように肉体を有する現世の天使といいますのは、
いろいろな方便をつかって、神様と人間との関係とか、
神様の心をこのようにして現わしなさいとか、
救われる側から救う側に立ちなさいとかいうことを、
分かりやすく誰にでも
できる方法で人に伝えてくれるのですね。