浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

有難や米一粒の一粒に
神の御命 我給わらん

「御垂訓」

2021-01-06 23:59:02 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
  
恩師のご著書「講演集」より

               講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて


先の続き・・・

ああ、そういえば、ほんとうにそうだなあ。
私は自分でお話させてもらう時、家族にでも、
或いは親しい者にでも、
「ああやれ、こうやれ」と言うのですけど、
相手の人が理解していないのです。

ということは、言葉が足りないのですね。
その為に相手が理解できないから、
相手の方が私の言うことを聞いてくれない。
そこで私が、「これほど言ったのに、言うことを聞かない」と、
腹を立てていたのです。
その時、「ああ、なるほどその通りでございます」と、
心で納得しますと、その中国の守護霊様が教えてくれます。

「この口から出る言葉、人々を無上の喜びへ導けます。
同じ口から出る言葉、人々に死より辛い思い、与えます。
あなた、口を開けば、
人々に安らぎを与えなさい。
希望を与えなさい。

喜びを与えなさい。
それ以外の言葉使うこと、ダメアルネ」と言って、
おこられたのです。
ほんとうにその通りでございます。

私は、今まで言葉によって人を殺すようなことを
何回もいたしました。
ところが、同じ口から出る言葉で、
相手の方を無上の喜び、つまりこれ以上の
喜びはないという心の世界に導くこともできることを知りました。
「これは精進させてもらわなくてはいけない、
言葉というものは恐ろしいものだ」ということを、
教えてもらいました。

そして至らないながら、ぼちぼちと高橋信次先生の
最も身近な弟子になることと、
先生が説いて下さった「法」を絶対に枉げては
ならないということを誓いました。

信次先生から頂いたこの喜びを、私の命ある限り人の心の中に、
「こんな素晴らしい先生でした。
こんな喜びを与えていただきました」と伝えることに、
私の終生をかけようと誓いました。

しかし、まあ未熟者でございますから、
いまだにこの体でございます。
私の所のお話会では、高橋信次先生の「心行」を
朗読させていただいております。
これは素晴らしい言霊です。

今まで、この「心行」を読ませていただくことによって、
ほんとうに不思議な救いを人々に与えていただきました。
皆さんも家庭で、或いは苦しむ方のために、この「心行」を
読んで聞かせてあげられますと、
心が安らかになっていただけます。

―――「心行」の朗読―――
ありがとうございました。
「心行」は、私の、また皆様も同じだと思いますが、
心の羅針盤であり、
そして私の心の支えでございます。


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「御垂訓」

2021-01-06 00:04:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓
 
恩師のご著書「講演集」より

                講演集、 三

          高橋信次先生の教えに導かれて


先の続き・・・

先生がこの世にいて下さった時は、そのうちに、そのうちに、
自分の心を磨かせてもらってから、先生に会わせてもらおう、
自分の心が少しましになった時に、先生に会わせてもらおうと、
そのように思っておりました。
「そのうち、そのうち」という間に、
先生が亡くなってしまわれたのですね。
その自分の怠慢さ、自分の至らなさを棚に上げて、
わんわん泣き叫んだものです。

そのことに気付かせてもらって、
その後、先生がご講演の中でよく聞かせて下さいました言葉、
「私の身近にあっても、私から遠く離れた弟子がいる。
まだ巡り合うことがなくとも、私の最も身近な弟子もいてくれる。
それは、私の説いた教えを行ってくれる方である。
私の説いた教えを実践してくれる人が私の最も身近な弟子である」という、
この言葉が蘇ってきました。
先生はおられなくとも、その教えを自分の身をもって実践した時、
自分が一番身近な弟子にしてもらえる。

私は何とかして先生の一番身近な弟子にしてほしい、
そうさせていただこうと、覚悟を決めましが、
未熟なただの凡夫ですから、日々、努力するしかなかったのです。
もう、夜はどんな晩でもテープを聞かせていただきました。
又、ご本を読ませていただきますと、
あの「心の発見――神理篇――」などは、
何ページに何が書いてあるということが全部頭に入るほど、
何回も読ませてもらいました。
そして、今度は行こないですね。
その行いも、私たちの頭では難しいことはできません。

まず、自分が便所を使わせてもらったら、
そのあと必ずトイレのスリッパをちゃんと揃えよう、
そういうことから実践に入りました。
そうしますと、家の中で「スリッパを揃えなさい」と言わなくても、
自然と一か月もしないうちに、ちゃんと揃うようになります。
それから言葉です。

今までは、言葉に偉大な力が秘められているいうことを
知らなかったのですね。
これは、或る霊的な問題のなるのですけど、
守護霊さんが教えてくれました。
当初、自分の持っている最も悪い癖、
欠点は何かということの追求に入ったのです。
そうしますと、私の持っている最も悪い癖、
欠点は腹を立てることと愚痴っぽいことでした。
これがいろいろな欠点の原因になっていることを突き止めまして、
これを直すのにどうしたどうしたらよろしいかと、
一生懸命守護霊様にお尋ねしました。
そうしますと、中国の当時の守護霊様が教えてくれました。

中国語で守護霊様の口から出てきますが、
これが私によく分からないのですね。
パラペラ話すのが中国語というのは分かるのです。
おかしなことがあるものだなあと思って聞いていますと、
片言の日本語で、
「あなたは話、たいへん下手あるね」と言うのです。

私は、腹を立てることや愚痴っぽい欠点を直す方法を聞いているのに、
「話、たいへん下手ある」と言われましたから、
これはおかしいな、これは守護霊さんとは違うのかなと思っておったのです。
そうしますと、「あなた、話、たいへん下手。そのため相手の方、
あなたの言葉、理解すること、できない。
理解できないために、あなたの言うこと、聞かない。
そこであなた、腹立てる」とこうおっしゃたのです。


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