恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
難しことよりもまず実践を
先の続き・・・
高橋信次先生はよくおしゃいました。
「お釈迦様はご自分がお説きになった経文を持って旅されましたか。
お釈迦様のお説きになった経文を提げて歩こうと思ったら、
何万巻もの経巻を馬に積んで歩かなくてはいけません。
しかし、そんなものは何一つ持ってはおられません」と。
そのおん身一つをもって、そして至る所で正法神理を
説いて下さったのですね。
それが仏法であり、キリスト教です。
もう、難しいことは皆さん十分に勉強なさったと思います。
これからは、日々の生活の中の行い、実践です。
どんな有難いお話を聞かせていただいても、
どんな有難いご本を読ませていただいても、自分が行わなかったら、
何にもなりません。
何の功徳も現れません。
行ってこそ、その結果が現れるのです。
いろいろと不思議な奇跡を頂きます。
昨夜から今日にかけて、ちょっとお願いしましたら、
治らないものがいとも簡単に治ったりします。
すぐ耳が聞こえてきたり、目が急によく見えたり、
あまり簡単だから、これはそんなものかと思うのですね。
しかし、今来ていただいているY先生もおっしゃっていますが、
これは大変なことです。
大変な奇跡が行なわれているのですけど、あまりにも簡単ですから、
その価値が分からないとおっしゃるのですね。
しかし、価値が分かろうが分かるまいが、
要は救われて下さればいいのです。