浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「御垂訓」

2021-01-20 00:02:00 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より

              講演集、 三

(以下のお話は、同じ日に清水市の別会場行われた
                講演の中から抜粋したものです。)

           「法」に生きる日々


私は今褒めていただいたような、そんな立派な者では決してございません。
本来なら、私がお話を聞かせてもらう立場になるのですけど、まあ、
これもご縁でございますので、どうぞ辛抱して下さい。
そんな私が、こうして清水にご縁を頂きまして、また東京へも今度は是非
毎月来いというご指名を頂いたのですけど、関西では、
「そんなに取ってもったら困ります。
先生の体を大事にしてもらわなくてはいけません」と、
グループの方がおこって下さいます。

世の中に私ほど幸せな人間がいったい何人おられるだろうか、
私のような喜びを頂く方がどれほどおいでになるだろうかと
思わせてもらった時に、日本も広い、世界も広いですけれど、
恐らくそうたくさんはいないと思います。
その喜びとは、私の心の中に、多くの皆さんから、お話もできません。
これも皆様の愛のお陰です。
ほんとうに心からお礼申し上げます。
今お話いただきましたY先生は、ものすごく鋭い観察眼を持っておられます。
そして、あらゆる教祖様のことを全部調べておられるのですね。

「これは、ここがけない、これは、ここが間違っている」と、
ちゃんとみなお見通しです。
東京にもたくさんの教祖達がいます。
私は幸い教祖にならなくて幸せです。
そっと隠れて、自分のこの下座に在って、
できるだけ上にあがらないで、
せめて自分のこの一隅を照らせたら、
自分のこの一隅さえ照らさせてもらったらと、
ただそれだけを思っています。

それと、私の大きな夢、大きな希望は、
高橋信次先生の説いて下さいました教えを、
「私の命ある限り絶やしてはならない、
狂わしてはならない、少しでも
枉げないでこれを守っていきたい、
そして守らせてもらわなくてはいけない」
と、心の中に強く決めさせてもらっていることです。
私の家でのお話会ですが、どなた様にも、招待状も案内状も、
また電話一本も、したことはありません。

しかし、だんだんと人数が日に日に多くなってまいりました。
もともと、私たちには組織はありませんから、
私自身組織を大きくしようとか、
或いは会員さんを増やそうとかいう思いは、
これっぽちもありません。
ただ下座にありたい、
そしてこの教えを狂わせないように守っていきたい、
その一念だけでございます。
そして、どこへ行かせていただきましても、
私の旅費の面倒をみて下さい、
講演料を下さい、或いは会費を下さい、
また会員になって下さいと望む心は、
私の想念、行為の中に何一つありません。
一切望みません。

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