浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

肉体の限度にいどみ人救う
愛の行い我が内の神

「垂訓」

2023-06-14 00:30:46 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


             講演集、三

          子供は親に目覚めを導く

先の続き・・・

出て行く時に、下駄などを履いていってないのは分かるのですね。
それでも、表で下駄の音がしたら、帰ってきたのではないかと思って、
表に飛んで出たり、或いはかすかな足音が耳に入れば、
飛び出していったり、
或いはどこへいったか分からない子供を探して出歩いたり、
ほんとうにいろいろと苦しい悲しい体験をさせてもらったのです。

最初の間は、夜遅くでも帰ったてきたら、もう、「何をしていたのか」と、
まるで鬼みたいに叱りつけました。
「言うことを聞かないのなら、今日はもう髪の毛をつかんで引きずり回そうか」
と言いましても、それでも聞いてくれないのです。
「これだけ言っても、お前が聞いてくれず、口で言っても分からないなら、
牛や馬のように体罰によるしかない。


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