バスに乗るたび目につく注意書き。
それは。
こちら。
英語表記は『Don't Disturb the Driver』なんだけど、中国語はもっと具体的に。
『運転手と雑談しちゃダメ!』
・・・し~ひんわ。
と思うかもしれませんが、実際運転手さんにぺちゃくちゃ話しかけている人はわりと目にするんですね~。(以前よりぐっと減ったけど)
これ以外にもうひとつ、バスや地下鉄に乗るたびにう~んと思うことがありまして、それは。
『降りる駅に到着する前に、ちゃ~んと降りる準備をしておかなければならない』
ということ。
・・・当たり前やんと思われるかもしれませんが、日本の状況と北京のそれとは若干事情が異なるんです。
たとえば東京のバスに乗っていた時は。
「走行中の移動は大変危険ですから、バスが停止してから席をお立ち下さい」
などというアナウンスを耳にしました。 つまり停留所に着いてからよっこいしょと降りる準備をしても全然問題なしということ。
が、こちらでは停留所を出た途端、
「次は〇〇、降りる乗客はご準備を!」
とせかされるし、周りの中国の人たちはちゃんとそれに従って、わさわさと席を立ち、降車ドアの近くでスタンバイ。
日本のバスに比べて何倍も何倍も何倍も・・・・(以下省略)運転が荒く急ブレーキかけまくりの北京バスにも関わらず、乗客は走行中にわさわさと移動しないといけないわけですね。
高齢者や体の不自由な方を除いては、このような状況でさっさと降りる準備をしないと、下手したら降りる前にドアを閉められちゃう可能性もあるので要注意。
一方地下鉄。
ドアが閉まり、地下鉄が動き出すと・・・。
背後の人から「次、降りる?」と聞かれることしばしば。
自分の前に立っている人が同じ駅で降りるなら、その人について一緒に降りればいいのだけど、もしもその人が降りないなら、あらかじめその人よりも前に、つまりドアに近づいて降りる準備をしておかなくては・・・、というわけ。
なんでそんな面倒くさいことをするかというと。
思いっきり降りる人の邪魔になっても、平然とドアのまん前を占拠する人がいるから。
ドア付近の人は一旦降りて、後ろの人に道を開ける・・・という習慣がまだ広まってないんですね~。
というわけで、私も地下鉄に乗った時は「次、降りる?降りる?」と聞きまくってずりずりとドア付近に移動しています。
さもないと駅についてから「通してくれ~!!!」とさけぶ羽目になっちゃうだけでなく、「なんでこいつ、あらかじめ降りる準備しとかへんねん?」みたいな目で見られちゃうので、ここでもやっぱり要注意。