北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

北京晴天。 たまには静かな空間へ・・・行き着くまでの話

2013-02-22 19:34:56 | 北京暮らし おでかけ編

今日の北京。 

 

 

美しい朝です。

 

 

昨日はこってり汚染の1日だったのに。

 

 

 

朝になって汚染指数急降下。

 

 

 

ちなみに私の汚染判断ポイントは、向こうの山が見えるかどうか。

三方を山に囲まれている北京。 

そのせいで汚染物質がたまりやすいらしい。 

 

 

 

さて、先日はバッグづくりで空気のきれいな一日をつぶしてしまいましたが、今日はもちろんお外にGO!

そしてもちろん、出来立てバッグでGO!

斜め掛けしたバッグがどんな感じか、見えやすいよう体をねじって写真を撮ってみましたが。

 

 

 

 

写真撮る ひねりがつらい お年頃

(サラリーマンの妻川柳 予選落ち作品)

 

 

 

さて、今日向かった先は。

 

 

 

教会   です。

 

 

 

北京の4大カトリック教会の中でも最大といわれるのが『西什庫教堂』。

 

写真を見てその美しさに惹かれ、しかもとても静かな空間とのことだったので、これは是非とも空気が綺麗な晴天にでかけようと前から考えていたのでした。

 

 

 

が。

 

 

 

アバウトな私はある程度近くまで行くバス停名と、「近くに北京大学の病院がある」ということ、そして番地が『西什庫大街33番』ということくらいしか頭に入れず現地へ向かったので、バス停を降りてうろうろすること15分。

 

 

 

教訓その1 : 初めての場所へ行くときは、下調べの上、地図持参ででかけましょう。

 

 

ようやく。

 

 

 

おぉっ!

教会だ!

 

 

 

 

・・・・・って。

 

 

 

 

 

閉まってないか?

 

 

 

おまけにその閉まった門の前では。

 

 

 

 

子供のパンツがこれまた立派な中国伝統の“股割れパンツ”だ。

 

おじさんのパンツが股割れパンツじゃなかったのが不幸中の幸いか。

 

 

 

 

さて、門に記載されている開放時間を見ると

午前 8:00~11:00

午後 14:00~17:00

とある。

 

 

 

で、今は。

 

 

 

12:15。の~ん・・・

 

 

 

教訓その2:初めての場所へ行くときは、あらかじめ時間を調べていきましょう。

 

 

 

が、その時間案内をよ~く見ると。

 

 

 

 

小さく 『冬季 13:30~16:30』 とある。 (手書きかい・・・)

 

 

 

よ~し、わかった。1時間ちょっとなら時間つぶしてやろうじゃないか。

 

 

 

と強気に出たのも理由がありまして、北京在住者の情報によると、この付近にむかし教会だった建物を利用した素敵まったりカフェがあるとのこと。

そこでランチしながら開放時間まで待ちますか。

 

 

 

 

 

 

・・・って、そのカフェ。  どこ?

 

 

 

 

教訓その3 : 初めての場所へ行くときは・・・(以下同文)

 

 

 

教会よりも更にひどい状態で、覚えていたのは番地が101号だったということだけ。

でもでも、数人のブログではみ~んな口をそろえて『教会の近く』と書いていたんだからすぐに見つかるだろうと、とにかく101号、101号・・・とうろうろ、うろうろ。

 

 

道が一筋違うのかも…と思い。

 

 

 

 

このほそなが~い市場を通り抜けさせていただきましょうと入って行ったらまさかの袋小路で、すごすごと戻ってきたり。

 

 

 

 

歩けば歩くほど番地の数字は小さくなり、そこら一帯が北京大学病院の関係建物ばかりで、おまけに漢方を煎じてる匂いがぷんぷん漂い、もうこのまま一生その素敵カフェにはたどり着けないかもしれない。

 

 

 

と諦めかけたその時。

 

 

 

 

・・・・・あれ?

 

 

 

 

問い:これはなんですか?

答え:炸醤面です。

 

 

 

 

カフェはどうしたんだという突っ込みが入りそうですが、カフェがなければ炸醤面を食べればいいじゃないと、かのマリーアントワネットも言ったとか言わないとか。

 

 

 

ちなみにこの隣りの。

 

 

 

東北餃子城というのにも激しく惹かれたけど、パチンコ屋みたいな外観にひるんでしまいました。

 

 

 

ま、炸醤面やさんの。

 

 

 

 

人形にひるまなかったと言えば嘘になるけど。

 

 

 

 

 

 

さて、店内に入ると奥の2人用テーブルに案内されました。

さくっと炸醤面を注文し、ふぅ・・・と一息つきたい私になぜか店員のおっちゃんは。

 

 

 

「どっから来たん?? ナニ人??」

 

 

 

・・・またそれデスカ?

 

 

 

食べるときくらい嫌な雰囲気は勘弁してほしいので、

「日本人だけど、今は北京に住んでるヨ。北京いいトコネ、最高ネ」

と北京好き好きモード全開アピールで返答したところ。

 

 

 

「日本のうどんって、どこが有名? スープはどんな出汁使ってんの?」

 

 

 

・・・どうやらうどんに興味があるらしい。

炸醤面だけに専念すればよいのではないか。

 

 

 

さらに、

 

 

 

「日本ではなんの仕事してたん? へぇ~、ビール会社。 日本のビール美味しいよね」

「あ、これ、麺をゆでた時の茹で汁。 中国には麺を食う時は茹で汁を飲め!って言葉もあって(←ちょっと記憶あいまい)、美味しいし体にもいいねんで」

 

 

・・・などなど気づいたら。

 

 

 

私の向かいにちゃっかり座っているのはどういうことか。

 

 

炸醤面はおいしかったし、おじちゃん店員は楽しく優しかったので、思いがけず素敵ランチタイムになりました。

 

 

 

相変わらず目的地につくまでに一悶着ある私のおでかけ。

肝心の教会についてはまた次回。