大相撲の北の湖理事長が
お亡くなりになった
急な報せに
喪失感でいっぱいだ
現役力士のころは
顔もすがたもおそろしかったけど
理事長になってからは
この人に任せたなら大丈夫と
思わせるブレない
力強さが魅力だった
大事な人を亡くした寂しさが
だんだんこみ上げてくる
北の湖理事長は白鵬の猫だましに
苦言をのべたようだ
白鵬の猫だまし
ネット上では
ルール上問題ないのだから
苦言を呈するのはおかしい
というような意見が多くみうけられた
こうあるべきだ論は
ガチガチで自由がない
息苦しさを伴うし
思い込みが耳ざわりなこともある
とらわれない自由な発想は
グローバル化にともなう
変わっていくべき日本人の
素直な姿だと思う
だけど
私が思うに
ルールは関係ないのだ
大相撲自体がスポーツではないのだ
白鵬が相撲の神様というように
相撲は神事である
そして
長い間続けられてきた
歴史を背負っているのだ
そこには日本の心もうけつがれている
それはなにか
誇りである
そしてその頂点に立つ横綱には
その誇りを持ちつづけることが
求めらる
長いこと人びとが守ってきた
心だからだ
相撲はそんな大事な場所だと思う
だから
時代に合わせて変わるものはあっても
それが正しいとしても
やはり横綱にはそれを
守りぬいてほしい
そしてそれこそが
尊敬される唯一の方法だと思う
だから北の湖理事長は
苦言を呈したんだろう
そしてそう思う人が
日本にはたくさんいる
それを大事に思えない人も
たくさんいる
だからこそ
北の湖理事長が居なくなることに
大きな喪失感が伴うのだと思う
北の湖理事長の
最後まで強かった心を
忘れないでいたい
そして白鵬の柔軟だか
これもまた強い心に
のぞみを託したい