『閑さや岩にしみいる蝉の声』
松尾芭蕉が出羽国(山形県)立石寺で
詠んだこの有名な句のセミは
ニイニイゼミであったそうです
ニイニイゼミは
チーとかジーというような声で
夏の早い時期から鳴いています
ちいさくてあまり姿は
みたことがないけれど
抜け殻も初めてみつけました

木の幹の低いところで
泥がついたマットな感じと
小さくコンパクトな姿が
他の抜け殻とは違っています
うまくとれてないけど
多分これが羽化した
ニイニイゼミ
(ちょっと拡大しています)
羽がまだら模様にみえます

そしてもうひとつ

これもセミの抜け殻?

小さめで
つやつやしているので
ひぐらしかもしれません
ちょうどその辺りでは
ひぐらしが鳴いていました
the cast-off skin of a cicada