うちの実家のみんなは
基本気が荒い
おばあちゃんが網元の娘だった
こともあってすぐかっとなる
そしてすぐ絶交騒ぎの喧嘩をする
そして母亡き今
80になる父が一人暮らしだが
これがまたわからんちんだ
人の話を聞こうとしない
そして
人の話を否定しまくる
私はいろいろ話をしても
基本はいつになっても親は親と
思うので
他の人や兄弟にもいえない話を
するのだけれど
その話は他の兄弟にはするな
と言ってくる
そりゃ言わないよ
親だから言ってるといっても
疑ってくる
まるでこっちがウソをいってるかの
ようだ
親だから
甘えたいだけだ
親だから
おまえはがんばってると
言ってもらいたいだけなのに
こっちの努力や苦労はしらないで
幸せだから
いいだろうと言う
幸せだろうから
おまえはだまっとけと
いうことだろうけど
パパや私ががんばって
手にいれているそのがんばりの話は
どうでもいいらしい
ずーっと親の近くに住んで
家族で助け合って暮らしている
(それなりのしがらみはあるだろうけど)
弟や妹には
親元を離れて
家を買って、子どもを育てて
一生懸命仕事してがんばってる
私の気持ちや
パパの苦労はわからないだろう
逆を言えば
私にだって兄弟の苦労はわからない
それにみんなは普通に幸せに
暮らしているのだ
そもそも幸せの基準なんて
みんなそれぞれちがっているし
子どものこと夫婦のこと
病気のこと、仕事のこと
お金のこと、人づきあいのこと
誰にだってそれぞれの
悩みがあるわけで
程度はあったって
私には悩みがないわけじゃないし
私より兄弟のほうが不幸なわけじゃない
なのに父は
どこが兄弟と比べて大変なの?
ぐらいな勢いで
あんたは間違ってるというくせに
私には彼らのことを
想像して気を使えという
弟や妹のことを考えて
気を使ってやれという
それは理解できるし
姉だからしょうがないけれど
では私のことを理解して
気を使ってくれる役の人はだれ?
それが親じゃないの?
父には私の気持ちはどうでもいいらしい
もう、絶交だ
運のよし悪しはあるだろうし
性格もあると思うけど
自分の人生は己の選択したものの
積み上がりであり
その結果がここにある
他の人にとやかく言われるものではない
父は私は上から目線で
自分と他人を比べるというが
比べているのはそっちのほうだ
確かに私は正論を吐き
前向きな努力を望み
現状を変える道を選べ
そしてあきらめるなという
これは夢物語で
できる人とできない人がいるし
まわりの人とのしがらみがあるから
無理だと父はいう
どちらもあたっているが
真反対の意見なので
話は平行線だ
そして
言い合いになると
必ず父は逃げる
電話をかってに切ってにげる
母が生きていたら
私も父ももう少し楽だったろうと思う
今の私はきっと父にとって
なんの心配もない娘だろう
でもそんな娘だって
いろいろと悩みはあるのだから
たまにはだまって
よしよしと
話をきいてくれてもいいと思う
自分の意見をいいはる
父と私はそっくりだ