日乗 diary - ただそれだけです。 Just that's it.

2020年09月07日 | 日記

留守電に

「カツカツ」の音

それだけが

On the tape for the telephone

It was like a sound of knocking

Only that sounds

何年も前の、ほんの小さな出来事を忘れないで覚えている、ということが時々ある。恐らく世の中の人の多くも同じであろうと想像している△

一人暮らしをしていた時、留守電付きの電話機を使っていた。ある日のこと、仕事から帰って来ると赤い留守電ランプが点滅していた。滅多にないことなので誰だろうと訝しみながら再生ボタンを押した△

留守電テープから流れ出てきたのは、「カツカツ」だが「コツコツ」だかの、かかと付きの靴、恐らくハイヒールでコンクリートの上やアスファルトの道を一定の速度で歩いているような音であった△

同じ音がひたすら流れてくる。しかし聞いていると微妙に「カツカツ」の音が変化していく。道から建物、アパートかマンションの中に入っていくような雰囲気がある。今はどうか分からないが、ちょっと前の携帯とかで、通話ボタンを知らぬ間に押してしまって、という話を聞いたことがあるようなことをぼんやりと思い出していた△

この留守電テープが何分のものだったのか覚えていないが、10分くらいだったのか、テープの再生のお終いまでこの「カツカツ」という音が続いた。テープから聞こえてきたのは結局、この「カツカツ」という音だけだった。話し声も別の何かの音も、何も無かった△

そして誰からなのか、間違い電話なのかイタズラ電話なのかも何も分からなかった。ちょっと不気味であったが、後にも先にもこの「カツカツ」はこれきりであった。何だったのだろう。

****************

これより上は、天声人語のルール(603字/6段落)に沿って書いてみる、に勝手にただ今挑戦しています。お読み下さり、ありがとうございました^^!

When I lived alone in the past, I used the telephone that had a tape for message. 

One day, when I was back from work, the telephone that had a lamp was lighting in red, it meant that there was a message on the tape. I started the tape to know what it was, I heard something... like a woman wore a pair of court shoe and walking on a street, such as asphalt road, the sounds was like knocking.

Finally, I heard the all of tape, there was nothing other sounds, no voice, not at all. That's all.

I wondered, who was calling? Was it cheating or a wrong number? The call like this, it had never happened again. What was it??

*I'm not sure if my English grammars are correct.

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