ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

七月大歌舞伎 絵本合法衢

2015-07-28 22:30:32 | 歌舞伎
日曜日に歌舞伎を見に行った。

七月大歌舞伎 夜の部 通し狂言 絵本合法衢(えほんがっぽうがつじ)
                         平成27年7月3日~27日 大阪松竹座

あらすじは、複雑で長くなるので省略。

しょぱなから殺人。毎場面人殺し。片岡仁左衛門さんが大学之助と太平次という悪役を二役演じる。これが、救いようのないワル。大学之助は、自分が大事にしている鷹を殺したといって童を殺し。太平次は、自分に気のある女を利用し用済みになると殺し、妻を殺し。でも、仁左衛門さんが演じると、これが粋でカッコいいんだな。しかも、おかしみもある。ただ、声がちょっと出にくそうというか・・・。
中村時蔵さんも、うんざりお松という身持ちの崩れた女と毅然とした武士の妻・皐月の二役。きれいに演じわけ、さすが。
中村隼人さんと中村米吉さんの夫婦は、美しい。いいコンビになればいいな。
中村錦之助さんは、ちょっと気弱な男の雰囲気がよく出ていた。
最後の場面は、大きな閻魔さんが舞台に鎮座している。そこで、弥十郎夫婦が、大学之助を敵討ちで無事終わり。と思いきや、くるりと客席に向いて三人が一礼。仁左衛門さんが人間国宝になったお礼かと思いきや、敵討ちの最後は、客席に向かって一礼するのだと友達が教えてくれた。知らなかった。
コメント
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