ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

「クラーナハ」

2017-03-29 20:56:07 | 美術鑑賞
 村上くん似のTAKATSU-KINGが森永のおっとっとの大使に就任したらしい。情報を得ようと森永のホームページにアクセスするも、なかなかつながらない。気になる。

「クラーナハ 五〇〇年後の誘惑」国立国際美術館 2017年1月28日-4月16日
 クラーナハは、ドイツ・ルネサンスを代表する芸術家。日本初のクラーナハ展。
 肖像画が、まるでその人物の性格を表しているかのよう。また、人物の着ている服の質感、刺繍やビーズの細かいところがすごい。とくに薄布の薄いことと言ったら。近づいてよく見ないと薄布をまとっていると気付かないほど。裸体の女性は、貧乳なのに誘うような魅力にあふれている。
●聖カタリナの殉教 ゴチャゴチャとした混乱の中、凛とした聖女の姿が美しい
●ザクセン選帝侯アウグスト&アンナ・フォン・デーネマルク 実物大のような大きな作品。刺繍やビーズなどの飾りが絵画とは思えないほど精緻。
●ヴィーナス&ルクレティア 黒い背景に浮かぶ白い裸体。この2作品は対になっているのではということで、対面に置かれている。部屋の中央に立って、二つの作品を見比べると面白いかも。
●ルクレティア 静脈が青く透けて見えるほど白い肌。おなかにあてた剣の剣先で血が肌を伝っている。ミステリアスな感じ。
●正義の寓意

よく見ると体全体が薄布で覆われている。写真では切れているが、天秤の棒と剣のつばが一直線上に並んでいて、下腹部に矢が突き刺さっているように見える。そのために下腹部に目がいってしまう。誘惑されているよう。
●不釣り合いなカップル 若い娘をお金で手に入れようとしている?年をとった男。若い娘もお金のために男をだまそうとしているようにも見える。人間性が透けて見えそうだ。
●ロトとその娘たち 火柱をあげて燃えるソドムの町。逃げる途中で振り返ったために、塩の柱となったロトの妻。人類が滅亡したと思い、子孫を残すために父を酔わせて近親相姦をする娘。娘はドレスのしたで足を開いているのが意味深な感じ。
●ヘラクレスとオンファレ 王女オンファレに恋をして、糸をつむぐことになった豪傑ヘラクレス。王女に骨抜きにされたヘラクレスの表情がなんとも言えずいい。
●ホロフェルネスの首を持つユディト

ユディトが冷徹な美しさを見せる。ちなみにこれは、顔出しパネルになっていて、記念撮影ができる。
●マルティン・ルターとカタリナ・フォン・ボラ 性格がわかるような肖像画。好きな作品。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする