いや〜、最後の最後まで、本当にアホなドラマでしたw だからこそ、もっともっとアホに徹するべきだったとも思ってます。
軽くおさらいすると、性行為が法律で禁止された近未来の日本で、セトリ(性行為取締官)の幹部を父に持ち、自らもセトリを目指してる主人公=光(小宮璃央)が、次から次と現れる美少女たちに「セックスしよう」と迫られ、大いに困っちゃうというお話。
セックスが法律で禁止された社会っていう、なんだか風刺的な意味を含んでそうな設定が、実際のところ「ごく平凡な(どちらかと言えば冴えない)少年が何の努力もしてないのに女の子にモテまくる」という、少年マンガにありがちなハーレム状態を作りたいだけの「こじつけ」にしか見えない!ってなことを、初回のレビュー記事に私は書きました。
それは決して的外れじゃなかったとは思うけど、実は作者の狙いは別のところにあったのかも?って、最終回まで観て考え直しました。さて、その狙いとはいったい何なのか?(以下、ネタバレになります)
最初に光を誘惑してきた人気女優のウチュラ(新條由芽)は、実は性行為禁止法を決めた内閣総理大臣の娘だった!w
そして総理がセックスを禁止した真の理由は、自分の娘をあまりに溺愛しすぎて「誰ともセックスさせたくなかったから」だった!!wwsex
で、そんな父の暴挙に責任を感じたウチュラは、性行為禁止法の撤廃を狙うレジスタンスたちと手を組み、セトリ幹部の息子である光とのセックスをネットで生配信することで、政府を転覆させようと企んだワケです。
ウチュラだけでなく、光にセックスを迫ってきた全ての女たちに、それぞれの狙いがあった。
つまり、従来の少年マンガみたいに「冴えない少年がワケもなくモテまくる」んじゃなくて、モテる理由をハッキリと示すことで「ちゃんと説得力を持ったハーレム」を描くのが作者の狙いだったのかも知れません。
だとすれば私の評価もかなり変わって来るけど、買いかぶり過ぎ?
で、頑張って童貞を守り抜いた光は、最終的に幼なじみの優(川津明日香)とチョメチョメする。
これは「ありきたりでつまんない!」って思ったけど、裏に何の狙いも持たない唯一の相手と結ばれるのが、考え得るかぎり最も納得いく結末であることは間違いない。そうするしか無いですよね。
けれど私は、この「幼なじみの男女」っていう関係こそ、ハーレムよりよっぽどリアリティーがない設定では?って思っちゃう。いや、もちろん無くはないんだろうけど、相当なレアケースじゃないの?って。
その優っていう女子がオトコ言葉を使ってるのも実に嘘くさい。だって、そんな女と現実世界で出逢ったこと無いから。トランスジェンダーならともかく、普通に男を好きな女が、なんでわざわざオトコ言葉を使うの?って。それこそ理由を示して欲しかった。
その本命ヒロインを演じる川津明日香さんが、誰より肌の露出が少なかったのも私の反感を買いましたw 処女性を強調する為であったとしても、処女なら処女のエロさがある筈でしょう?
まったく私の身体の一部をHot! Hot!!にさせなかった川津さんの株はダダ下がりです。これはたぶん所属事務所の罪でしょう。猛省を促します!
その点、ウチュラ役の新條由芽さんはホントによく頑張ってくれました。この作品に賭ける覚悟を感じました。天晴れです!
そしてもう1人、セトリの潜入捜査官=カンナを演じられた、大久保桜子さんも天晴れ! 誰よりも私をHot! Hot!!にしてくれました。
というワケでセクシーショットは新條由芽さん、大久保桜子さん、そして奈々役の織田奈那さん、トリが壇田先生役の森咲智美さんです。ボインぼいぃぃ〜ん!