昨年の今頃、私たちは新元号の発表を前に浮かれてました。
ブログには「明るい未来が全く見えない」みたいなこと書きましたけど、まさか1年も経たない内にこんな状況になってるとは……まぁ誰も思わなかったですよね。
まさかオリンピックが延期になるほどの異変が起こるなんて……新型ウイルスが騒がれ始めた当初も思ってませんでした。
今のところ我が家にも職場にも被害は及んでないけど、明日も普通に暮らせてる保証は、ずっと引きこもりでもしない限り誰にも無い。
年老いた両親の、あまりの出不精ぶりがこれまで不安の種だったのに、それが今や安心材料になっちゃってるこの皮肉。
二人とも、毎日テレビでニュースばかり観てるのに、世間が何を騒いでるのか全然理解してません。理解しても5秒後には忘れてる。ずっと家の中にいる(対策する必要がない)なら、その方がストレスにならなくて良いですよね。
けど、それだけに感染の全責任は、外で仕事したり買い物に行ったりする私一人にのしかかるワケで、そのプレッシャーに疲弊しつつある今日この頃です。自分は軽症で済んだとしても90代、80代の親はまず助からないでしょうから。
勤め先は今のところ経済的な打撃は受けてないみたいだけど、これとて明日出勤したら状況が一変してるかも知れない。ほんとブログなんか書いてる場合じゃないのかも?
今月、映画雑誌はこぞって『007』シリーズ最新作を特集してるのに、公開される気配がない。どうやら4月公開予定が11月まで延期になったみたいです。世界規模の興行だけに客足が鈍れば大損害ってワケでしょう。同じスパイ映画の『ミッション・インポッシブル』最新作もロケ先がパンデミック状態で撮影中止になったとか。
テレビのバラエティー番組を観ても、ふだんギャラリーを入れてる番組が無観客になってたりするし、エンタメ界にも色んな影響が出て来ました。まだまだ数ヶ月は続くだろうとの見通しも、もしかしたら甘いのかも知れません。
外出を控えなきゃいけないって事はしかし、みんながインターネットを観る時間が増える=こんなブログでも需要があるやも知れず、こんな時こそ張り切ってどんどん書くべきなのかも?
そう信じて、読者数がゼロにならない限り(あるいは自分が飽きない限り)は書き続けて行こうと思います。
追記/志村けんさんが亡くなられました。日本人みんな、特に我々昭和世代はとてつもないショックを受けてることと思います。私も第一報を聞いた瞬間に息を呑み、涙が溢れてしまいました。
この訃報はとてつもなく重い。私たちが子供の時からずっと笑いを提供し続けて来られた、ある意味象徴的な存在の方であったこと、そしてその志村さんの生命を奪ったのが、いま我々が戦ってる真最中の新型ウイルスであること。
悲しみと、恐怖が入り交じった何とも言えない気持ちです。あらためて手綱を引き締め、これからの戦いに挑まなければと思いました。ご冥福をお祈り致します。合掌。
さらに追記/NHKニュースより。今日カラオケに行く予定だった若い連中が、志村さんの訃報を知って意識が変わり、断念したんだそうです。また涙が出ました。
そして志村さん。有名人の話がないと危機を感じられないかと言う人もいますが、やはりとてつもなく重い訃報ですね。よりにもよって、こんな形でとは。
最後の、若者がそのニュースを知って外出をあきらめたという話からもその大きさがうかがい知れます。
ムーミン
美談にし過ぎるのも良くないかも知れないけど、このタイミングで志村さんが亡くなったことが偶然とはとても思えないですよね。本当に身を張って警鐘を鳴らしてくれた気がしてなりません。あらためて合掌です。