宅配の仕事をしてるんですが、こないだ、配達先のお客さんが「夜遅くまで大変やなあ」と労いの言葉をかけてくれました。もう還暦も過ぎてるであろうオジサンです。
そこまでは良かったんです。素直に有難いと思います。けど、その後にかけてくれた言葉が、ちょっと引っ掛かっちゃいました。
「月に100万くらい給料もらってんの? オレは100万もらっても、そんなエラい(しんどい)仕事はようせん(出来ない)けどなあ」
その時は「大袈裟なこと言うオッサンやなあ」程度にしか思わなかったけど、後から思い返すと「安月給でよく、そんなクソみたいな仕事が出来るよな」って、いわゆる「ディスられた」のかな?なんて考えちゃいました。
そのお客さんは自動車教習所の経営者なので、たぶん夜の9時まで働くようなことが無いから、宅配業者がよっぽどブラック企業に見えたのかも知れません。私は午後からの勤務だから、残業してるワケでも何でもないんだけどw
そのときの口調からして、嫌味を言ってるつもりは無かっただろうと思うけど、100万もらっても出来ないってのは言い過ぎですよねw
私はそんな苦業に耐えてるつもりは無いし、自動車学校の仕事(人に何かを教えるような職種)に比べりゃよっぽど気楽な商売だと思ってます。
そう思えるのは、映像業界というブラックそのものな世界wで働いた経験があるからかも知れないけど。
いや、映像業界の人から見れば、宅配業なんて限りなく「底辺」に近い職種かも知れないし。
結局、人それぞれ、自分に合ってる仕事が一番ですよね。そりゃあ収入は多いに越したこと無いけど、そのためにムリして身体や心を壊したりしたら元も子もない。
私は生まれて初めてやった仕事が新聞配達だからか、配達業が一番ムリせずにやれる仕事なんです。若い頃にバイトでいろんな職種を経験した上での結論です。
最近、NHKの「夜ドラ」でキャバ嬢が宅配ドライバーに転職する話をやってて、当然こりゃ観なければ!って思ったんだけど、予告編でぶっきらぼうな先輩ドライバーが「宅配をナメんな!」ってヒロインに怒鳴るシーンがあって、観る気が失せました。
そんな大層な仕事かよ?って思うワケです。オッサン、なにカッコつけてんねん?って。
自分がやってる仕事を軽く考えてるワケじゃないし、卑下するつもりもないけど、ああいうナルシストを見ると私は虫酸が走っちゃう。
フィクションで映画監督とか脚本家がカッコ良く描かれた場合も同じくです。つまり、自分がやって来たのと同じことしてるヤツが、やたら美化して描かれるのが気持ち悪くてしょうがない。これは一体どういう心理なんでしょう?
ちょっと論点がズレちゃったけど、とにかく、宅配なんてのは憐れむもんでも崇拝するもんでもない、ごくフツーのお仕事ですよって話でした。
怒鳴っていた先輩ドライバーは津田健次郎ですね。プロの宅配ドライバーになる決意を固めたヒロインをなんだかんだ言いながら助けてくれてました。最後に始めてついた後輩ドライバーに手際よく荷物を積む姿を感心されてどうしてそんなに上手に積めるようになるんですかと聞かれた時の主人公仁村紗和さんの言葉が好きです。
「毎日やんねん、とにかく毎日」。どんな仕事でも一人前になるには日々積み重ねるしかないのでしょうね。
ちょっとずれたコメントになってしまったかもしれません。
ドラマを創る側の仕事(の裏側)も中途半端に知ってるだけに、いろいろ複雑な気持ちになっちゃうんですよね。
持ち合わせていない
人には本当に黙っていて
ほしいですー!
私、10年くらい前
保険会社のパーティーを
撮影したときに、
酔っ払った保険会社の上司と
思われる人から、
カメラマンなんてしていて
君の人生は大丈夫なのか?
先行きをちゃんと考えてるのか?
と説教されたことがあります(笑)
そういう人は
責任も取らない発言を
平然と上から目線でしたがるので、
憐れだなー
と思います(笑)
私にそういうことを言っていい人は
君の人生が心配だから
5千万円あげるよ、
と言える人だけです(笑)
人の職業をとやかく言って
マウント取ってくる人、
人間と思っていません(笑)
その保険会社の社長はキアヌさんに保険を勧める意図があったのかも知れないけど、こっちの仕事の内容をよく知りもしないで、ほんと余計なお世話。
風俗嬢に説教する風俗客と似たような滑稽さがありますよねw