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☆第13話『北北西に向かって走れ』
(1981.6.30.OA/脚本=長坂秀佳/監督=小池要之助)
回が進んでますます内容は荒唐無稽さを増し、本エピソードはいにしえのサイレント喜劇映画を彷彿させるスラップスティック・コメディ。あの超シリアス刑事ドラマ『特捜最前線』のメインライターである長坂秀佳さんがこの脚本を書かれてることに驚きますw
物語はいたってシンプル。某国の日本大使館から盗まれたダイヤモンドを極秘裏に奪還することを、CIAから依頼された竜崎(草刈正雄)&水原(藤 竜也)が、同じダイヤを狙うヤクザ達と全編ひたすらレイダースする冒険活劇。
今回、竜崎は出番少なめで、そのぶんセミレギュラーの元怪盗・五島(柴田恭兵)が水原と組んで大活躍。この『大追跡』コンビに『大激闘/マッドポリス'80』の堀川まゆみさん、内田朝雄さんも加わってひたすらドタバタ走り回ります。
途中、カーチェイスに巻き込まれた養鶏場のトラックが横転し、逃げ出したニワトリがダイヤを呑み込んでしまうんだけど、最後はそのニワトリが産んだ卵からダイヤが出てくるんですよねw
前回も書いた通り、そういう100%あり得ない描写があると、いくらコメディとは言え私はシラケちゃう。もしかしたらあり得るかも?っていうリアリティーの境界線を越えて欲しくないんですよね。
それを平気で越えちゃうのがセントラル・アーツ製作のドラマで、数年前まで私は受け入れられませんでした。ところが、あまりにリアリティーに囚われ過ぎる昨今のドラマを観てる内に辟易し、その反動で楽しめるようになったことも前回書いた通りです。
そもそも、こういう走りっぱなしのドラマ、謎解き要素ゼロのドラマ自体が今や絶滅状態で、あらためて観ると新鮮なんですよね。当時は「中身が無さすぎる!」って残念に思ったことが、今となっては魅力に感じちゃう。
やっぱりドタバタ喜劇は映画の原点。国も時代も越えて楽しめる普遍的な面白さがある。観た後にはホント見事に何も残らないけどw、それでいいんです。そういう作品も必要なんです。
長坂さんも、そう思ってこの脚本を書かれたんでしょう。『特捜最前線』だけじゃ息が詰まっちゃいますからねw(『プロハンター』で手掛けられたのはこれ1本のみ。そもそもセントラル・アーツ作品への登板自体がレアです)
そんなワケで、今観ればこそ素直に楽しめるお馬鹿エピソードでした。
余談ですが、藤竜也さんは相手が女性であろうが男性であろうがコミュニケーションの「距離が近い」人で、スキンシップも人一倍多く、草刈さんとのやり取りは見方によれば「イチャイチャ」してて「おっさんずラブ」スピリットを感じなくもありません。
熱いキャラを演じるために意識的にされてる事かも知れないけど、そっち方面の人たちにもめちゃくちゃモテるんだろうなぁ、なんて思ったりします。
セクシーショットは、番組のマドンナ的存在・花屋のユミ役でレギュラー出演の名取裕子さん、当時23歳。既にポーラテレビ小説『おゆき』主演や『3年B組金八先生』の悦子先生役などで知られた人気女優さん。
'80年代にやたら流行った「翔んでる女」キャラで、思いっきり弾けた演技を見せてくれてます。ホントに、'80年代の若者向けドラマや映画のヒロインって、皆こんなキャラでしたね。翔んでる女、あるいはツッパリ女かの2種類しかいなかった気がしますw
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