☆第223話『あせり』(1976.10.22.OA/脚本=杉村のぼる&小川 英/監督=竹林 進)
町をパトロール中に、ボン(宮内 淳)は以前の捜査で知り合ったパン屋の娘=ひろみ(村地弘美)に声を掛けられ、相談があるから退勤後に会って欲しいと頼まれます。
先輩刑事たちに比べて、まだ町の人達と馴染んでないことを気にしてたボンは喜びますが、そんな時に限って事件に振り回され、ひろみとの約束をすっぽかす羽目になります。
で、ひろみが何者かに襲われ、階段から転落して負傷しちゃう。彼女はヤクザ風の男につきまとわれ、そのことをボンに相談しようとしてたらしい。
「どこまでマヌケなんだ、僕は!」
七曲署捜査一係に着任して、もう丸1年経ったというのに、ちっとも先輩たちに追いつけず焦ってたボンは、何としても自分で犯人を逮捕しようと躍起になるのですが……
マカロニ(萩原健一)とジーパン(松田優作)が丸1年で殉職し、テキサス(勝野 洋)もその時期に死にかけたせいで、ボス(石原裕次郎)たちが過剰にボンの身を案じます。
「何度も言った筈だ! 無茶をするなと言った筈だ! どうして1人で踏み込んだりしたんだっ!?」
無事に犯人を逮捕し、喜ぶボンに愛の鉄拳を食らわせたのは、普段は穏やかな殿下(小野寺 昭)でした。
拳銃を持ったヤクザどもに丸腰で突っ込んで行く位、七曲署では日常茶飯事なんだけど、この時期だけは大人しくしないと先輩がおっかないって事を、こうしてボンは学ぶのでした。(おわり)
1年経ってもなお「ひよっこ」として描かれるボンが、ちょっと気の毒に思えてくるエピソードで、演じる宮内さんはツラかったんじゃないでしょうか? 後から入って来たスコッチ(沖 雅也)はめちゃくちゃカッコ良く描かれてるのにw
そう、スコッチを最初からデキる人にキャラ設定した手前、番組としてはボンをまだ成長させるワケにいかなかった。この扱いは後のマイコン(石原良純)と同じでw、ボンもつくづく不遇な新人刑事です。
そんなワケで、今さらボンの「ひよっこ」ぶりを強調されてもなあって、ボンに感情移入する私としてはあまり嬉しくないエピソードなんだけど、村地弘美さんというアイドル的な女の子が絡んだことで、爽やかな青春ドラマの魅力が加味されたのは救いでした。
村地弘美さんは当時17歳。『水もれ甲介』のチャーミー役や、「……と、日記には書いておこう」の台詞が流行語になった「龍角散」のCMでもお馴染みだった女優さんです。
ほか、刑事ドラマは『太陽にほえろ!』第258話をはじめ『Gメン'75』『明日の刑事』『七人の刑事』『大空港』『特捜最前線』とコンスタントにゲスト出演されてました。
また、本エピソードには村地さんの同僚役で『太陽』常連ゲストの水沢有美さんも登場、短い出番ながら抜群の存在感を示しておられます。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます