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予約してたタナカワークス社のモデルガン「大下勇次モデル M10 2inch Early Heavy Weight/STD」と、立東舎の単行本「あぶない刑事インタビューズ『核心』」が同じ日に届きました。
パッケージをご覧の通り、もうすぐ公開される映画『帰ってきた あぶない刑事』の関連グッズとして発売されたものだけど、モデルガンの方は『あぶデカ』好きが高じて買ったワケじゃなく、スナブノーズ(短銃身リボルバー)好きとミリポリ(S&W-M10 MILITARY&POLICE)好きが高じて購入した次第です。
トイガンの取扱説明書なんて、通常は必要最小限の情報しか載ってないペラペラなもんだけど、このモデルには全32ページに及ぶブックレットが付属。
それはこの商品が『帰ってきた あぶない刑事』とオフィシャルに提携したものであり、劇中で大下勇次(柴田恭兵)が使用してる銃と寸分違わず同じであるのを強調すると同時に、『あぶデカ』マニアではあってもガンマニアではない(ゆえに扱い方をよく知らない)ユーザーへの配慮もあるのかも知れません。
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私のフェイバリット・モデルガンであるMGC「コルト・ローマンMk-III」から始まり、MGCパイソン→KSCキングコブラ→マルシンM586カスタム→コクサイM10カスタムと変遷してきた歴代“大下勇次モデル”の紹介コーナーなんて、まさに『あぶデカ』好きにもトイガン好きにも嬉しい企画と言えましょう。
映画公開に合わせた商品ゆえに当然、このモデルガンは初回限定仕様で高価格なんだけど、ショルダーホルスター(それもまた大下勇次モデル)とスピードローダーを付加したDX版も含めて、あっという間に予約完売したそうです。それだけ『あぶデカ』とM10には根強い人気がある。
M10の2インチはかつてコクサイ社が素晴らしいモデルガンを発売してくれたけど、それを凌駕するクオリティーのタナカワークス版は4インチと3インチ(正確にはM13)しか出ないまま数年が経っており、2インチは半ば諦めてました。ゆえに『あぶデカ』復活には感謝しかありません!
ウェイト入りの木製グリップとラバー製グリップアダプターの標準装備、そしてトリガー(引金)とハンマー(撃鉄)の“ケースハードン調”仕上げはSTD版もDX版も共通。
いずれノーマル仕様(グリップはABS、トリガー&ハンマーは黒)の廉価版も発売されるだろうけど、待てないし、どうせ木製グリップも買うからSTD版なら出費は大して変わんない。(むしろ安いかも?)
ちなみに私はショルダーホルスターもスピードローダーも使う機会が無いから、STD版の2倍近い値段のDX版は最初からアウトオブ眼中でした。
サバイバルゲームをやらない私にとって、ホルスターはあくまでモデルガン各々のケース替わりだから、コンパクトなヒップホルスターで充分。
M10の2インチ専用ホルスターは既に、ネットオークションで入手した本場ビアンキ製のしっかりしたヤツを持ってるし。
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確かに『あぶない刑事』も柴田恭兵さんも好きだけど、大下勇次になり切りたいほどのマニアじゃないんで、ホルスターまでお揃いにする理由はない。
書籍もまた、ほぼ写真集に近いビジュアルブックや、ノベライズ、歴代シリーズの関連グッズやロケ地を紹介したマニア本なども発売されてるけど、別に欲しくない。
ただ、これだけは買わずにいられませんでした。
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「あぶない刑事インタビューズ『核心』」。約500ページに及ぶ大作で、タイトル通りキャスト&スタッフ総勢50名へのインタビューを掲載した究極のメイキング本。
主要キャストのコメントなら他の媒体でも聞けるけど、プロデューサーや監督、脚本家から撮影、照明、美術などの現場スタッフ、さらに編集や整音の技師にまで及ぶコメントなんて、そうそう聞けるもんじゃない。
自分自身がかつてアクション物の映像作品を創ってたせいもあり、あらゆる立場から語られる製作秘話にはめちゃくちゃ興味があるし、しかもテレビの第1シリーズを中心にした内容なもんで、もう夢中になって読んでます。(過去に何度となく書いてますが、おフザケが過ぎた第2シリーズ以降は評価してません)
そうなると最新作『帰ってきた あぶない刑事』も観たくなるってもんです。
完結した筈なのにまた復活!って聞いても別に驚かなかったし、テレビ放映待ちで充分だと思ったけど、鷹山(舘ひろし)か大下どっちかの子供らしい娘(土屋太鳳)が登場すると聞いて、がぜん興味が湧きました。(主役のお二人もそれが出演の決め手になったそうです)
けれど今現在、映画館まで足を運ぶのは諸事情あって難しい。半年もすればCATVで観られるでしょうから、それまでM10をいじりながら待つとします。
私はSTD版の購入を検討中でしたが、この記事を読んで決断し、先程申し込みました。
届くのが楽しみです。
メーカーへの予約分は完売と聞きましたが、ショップにはまだ出回ってるんですね。物価は上がる一方だし、ホント今が“買い”だと思います。
「帰ってきたあぶない刑事」観てきました。私の感想を一言でまとめますと「面白かった!また観たいよ」です。
上から目線の言い方になりますが監督をはじめ制作スタッフを若返らせたことが──どうせなら脚本家もそうして欲しかったかもですが──功を奏し、“根っこに浪花節がある昭和の刑事ドラマ“が令和の時代に合わせて見事にブラッシュアップされてたと思います。もしかしたら一本の映画としての完成度は歴代劇場版で一番かもしれません。
正直言って私は今までのあぶデカ映画にノイズ──いい加減さや違和感や無駄──を多く感じてたのですが、嬉しいことに今回はそれがほとんどなかったです。
・全体的に話運びがスムーズで「あれ、ここもたついてません?」ってところが一箇所か二箇所くらいしかなかった。
・今回初めて登場するゲストキャラに余計な人がいなくて、従来のメンバーにそれぞれ見せ場があった。仲村トオルさんは格好良かったし、浅野温子さん──彼女を出さないわけにもいかないが誰も何も言えないんでしょうな──の狂態にもストーリー上の意味が一応はありました。それにもちろん主演の館ひろしさん達は素晴らしかったです(初めて柴田恭平さんのアップを見たときはビックリしましたが)。お二人の年齢を考えますと、あのスタイルの良さと色気、身のこなしは本当に驚異でしょう。
スクリーン映えする”画”もたくさんあり(横浜ってあんなに夜景がキレイな街だったンだ)、アクションシーンもそれぞれ不自然さがなくキッチリ盛り上げてくれ、何より嬉しかったのはBGMの選曲! ここでこの曲が来ますか〜って何度かウルっときました。
おそらくは子供の頃にTVシリーズを見て育ったのだろう若い作り手達のあぶ刑事への愛情とリスペクトが伝わってくる素敵な映画でした。本当に観て良かったと思います。
ハリソンさんが観に行けないのは何とも残念なことですが、CATVでの放送を楽しみにお待ちください。
>「あぶない刑事インタビューズ『核心』」。
私も全部ではないですが読んでみました。
それで思ったのは、私があぶない刑事シリーズを見ていて時々引いてしまいそうなほどの酔狂さ、無秩序さ、荒々しさを感じていたのは本書に名前がよく出てくる伊地知プロデューサーという人の存在が大きかったのだということです。既に故人だそうですが、よほど強烈な人だったのでしょうね。
おっしゃる通り、スタッフが若返ったのが功を奏したんでしょうね。特撮ヒーロー物なんかもそうですが、かつて観る側にいた人たちこそ「ファンが何を求めてるか」を一番よく解ってますもんね。
あ〜ホント、めちゃくちゃ観たくなって来ましたw