☆第31話『お母さんと呼んで』
(1973.2.16.OA/脚本=田波靖男&四十物光男/監督=澤田幸弘)
資産家の娘(青木英美)が誘拐され、身代金が要求されるんだけど、実は父親の愛情を確かめる為に娘が仕組んだ偽装誘拐だった!ってなオチ。様々な刑事ドラマでさんざん使われて来たプロットだけど、当時はまだ珍しかったかも知れません。
ただ本作の場合、それが父親の後妻(赤座美代子)の視点から描かれてるのがユニークで、ゆえに父と娘のドラマなのか、血の繋がらない母と娘のドラマなのか、焦点が定まらない欠点にも繋がってます。
見所はやっぱ、マカロニ(萩原健一)のがむしゃらアクション。今回は走行中のバス車内における乱闘、アパートの一室から階下のスナック店内へとなだれ込む乱闘と、2ラウンドの(いずれも多勢に無勢の)ファイトをたっぷり時間を割いて見せてくれます。
今回のヒロインは本来、母親役の赤座美代子さん(マカロニは歳上女性との絡みがホントに多い!)なのですが、ここでは娘役の青木英美さんに注目したいと思います。
『太陽』ファンには言うまでもなく、青木英美さんは後に七曲署捜査一係の初代マスコットガール(庶務係)=永井久美として、第53話『ジーパン刑事登場!』からレギュラー出演される事になります。
同じスタッフによる学園ドラマ『飛び出せ!青春』『われら青春!』のセクシーな女生徒=森下真樹役で知られる女優さんで、七曲署でも天真爛漫なキャラと見事な脚線美で我々を楽しませてくれました。
ファッションモデルとしても世界で活躍し、最近は舞台演劇への出演やボランティア団体の代表も務めておられます。
ルックスは好みが岐れるかも知れませんが、そのサバサバした感じは女性視聴者にも支持され、歴代マスコットガールの中でも一番キャラが立ってたように思います。
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