2022年春シーズンの新番組がぼちぼち始まってます。と言ってもこの『特捜9』(テレビ朝日系列・水曜夜9時枠) は前身の『警視庁捜査一課9係』スタートから16年目!という長寿シリーズ。『特捜9』としてはシーズン5、通算すると17シーズン目に当たります。
だから新鮮味は無いし、はっきり言って初回は全然面白くなかったんだけど、レギュラーメンバーの交代があったので記録としてレビューしておきます。
旧シリーズから不動のレギュラーは、警視庁捜査一課特別捜査班メンバーである井ノ原快彦、羽田美智子、吹越満、田口浩正に加え、監察医の原沙知絵、イノッチ妻の中越典子。
そして渡瀬恒彦、寺尾聰からバトンを引き継いだ係長の中村梅雀に、今やすっかり売れっ子になっちゃった新米刑事の山田裕貴。
今回はどうやら、この山田くん扮する新藤刑事の怪しげな「裏の顔」がサイドストーリーとして描かれるみたいだけど、なんで今さら?って思うし、いつも書いてるように、そんな小賢しい謎設定で興味を引くんじゃなくて、1本1本のストーリー、その内容の面白さだけで勝負せえや!って私は思う。
そういう点で今回はホントに酷かった。特捜9らしい躍動感が無く、なんかやけにダークな要素が入って来て『相棒』やら『刑事7人』やらに雰囲気が近づいちゃってるように感じました。
それら主流の謎解き「紙芝居」番組とはひと味違う、独特なフットワークの軽さが『特捜9』の魅力だと私は思ってたので、今さらダークな作風に舵を切っちゃうのは如何なもんか? マンネリ対策にせよ方向性が間違ってませんか?って言ってやりたいです。
で、前シーズン最終回で捜査支援分析センターへ異動となった村瀬刑事(津田寛治)に代わり、どうやら特捜9の新メンバーとなりそうなのが、今のところ品川東署の捜査課に所属する新米刑事=高尾由真。演じるのは「乃木坂46」の元メンバー、深川麻衣さん。
アイドルグループ出身とはいえ10年近い女優のキャリアがあり、舞台演劇で主演もされてるだけあってしっかりした芝居をされてます。
恐らく村瀬の相棒だった小宮山刑事=羽田美智子さんと女性どうしのペアを組むでしょうから、今後の『特捜9』が私にとって面白い作品となり得るかどうか、この深川麻衣さんに懸かってると言っても過言じゃありません。
そして初回ゲストが女優兼ファッションモデルの黒崎レイナさん。この方も若くして10年近いキャリアをお持ちで、『やっぱりおしい刑事』や『欠点だらけの刑事』等、なぜか残念な刑事が主人公のドラマにばかりゲスト出演されてますw
もちろんセクシーショットは深川麻衣さんと黒崎レイナさん。初回が面白くなかったのにレビューしたのは、この素晴らしいグラビアを載せる為に決まってます。↓
特捜9はつまらなかったです。相棒より好きだったのにどんどんつまらなくなって津田寛治さんもフェードアウトするし、どんどんダメな方に行ってる気がします。残念ですね。あとは捜査一課長の新シリーズに期待するしかないかもです。