今季の連ドラで全話欠かさず観たのは月９の『ミステリと言う勿れ』だけで、当然もういっぺんレビュー記事を書くつもりだったのに、最終回を観てその気が失せました。整（菅田将暉）とライカ（門脇 麦）の別れを描いた第10話には号泣させられ、意外とやるじゃん月９！って思ったのに、なんじゃ、あの最終回は？
私の眼から見れば魅力的とは思えないゲストキャラの我路（永山瑛太）が急に主役になっちゃって、整くんも途中から活躍するのはするんだけど我路のエピソードとは全然絡んで来ず、強引に泣かせようとする演出の悪癖もここに来て出まくりましたよね？（泣かせスイッチの主題歌が２回も流れてたし。人をパブロフの犬扱いすなっ！）
新米刑事＝風呂光（伊藤沙莉）が、自分１人で何とかしようとせず、助けを呼んだからこそ「成長した」っていうのも、まぁ解らなくもないけどドラマとしては全然面白くない。
しかも、そんな彼女の成長を認めるのが前回登場したばかりの、よその署の刑事（船越英一郎）ですよ！ あんた、風呂光の何を知ってんねん!?って思うから全然ピンと来ない。この件にも整くんは絡んでないし！
で、挙げ句の果てに我路のエピソードは解決しないままで、あからさまに続編か劇場版にバトンを託してジ・エンド。ナメとんのかわりゃあああーーっっ!?
最終回以外はホントに面白かったし、整やライカのキャラクターも魅力的だったのに、構成や演出が凝り過ぎてるというか、創り手が気取ってる感じがするのは初回から気になってました。
例の「泣かせスイッチ」といい、このドラマで私が気に食わなかった要素だけを全部集めたような最終回。って事は、それこそが創り手の一番やりたかった事なんでしょう、きっと。気が合いませんな！
うまく付き合って行ける自信が無くなったんで、私は続編も劇場版もたぶん観ません。どんなに面白くても好きになれなきゃ仕方がない。どんなにステキな人でもウマが合わなきゃ付き合えませんから。
そんなワケで、今回のセクシーショットはこれ。贅沢ぬかすなああーーっっ!!! ↓
門脇麦さんと菅田将暉さん本当に魅力的でした。いいドラマだったので残念です。
やはりフジはフジでしたかw
ライカとの別れを描いた回で「今年のナンバー１早くも決定か！？」って思ったのに、ラスト２話で台無しにしちゃいましたね。
冷静に振り返れば現実味のないエピソードばかりで、小手先のテクニックに酔わされてただけと我に返りました。ミステリーってそういうものなんでしょうけど。
最後まで手を抜かずに酔わせてくれたら冷静にならずに済んだのに、ホント惜しいし勿体ないです。
＞over-the-magicさん
とにかくゲストの顔ぶれが豪華で、並々ならぬ意気込みは確かに感じました。
同じように海外市場を狙った日曜劇場よりはよっぽど楽しめたけど、日本のメジャーはそうして大作になればなるほどスポンサーの横やりが入ってダメになりますよね。
結局『おくりびと』とか『ドライブ・マイ・カー』みたいな小品しか評価されてない現実を、業界の人らは全然解ってないみたいです。
恨みもないですが
瑛太さんの妹さんへの固執展開
まったく興味がわかず、
なぜそこを広げようともっていくのか
なぞです
打ち切りになった
アメイジング・スパイダーマンも
両親の研究の謎で話を
広げようとしていましたが
まったく興味がわきませんでした
そこじゃなーい！の典型的展開でしたね
刑事ハリソンが事故死した奥さんの浮気を根掘り葉掘り調べた挙げ句、その浮気相手の奥さんと恋に堕ちるというズッコケ大作『ランダム・ハーツ』を思い出しました。
ライカの話を軸にして５話ぐらいにまとめてたら神ドラマになったろうに、見事にメッキが剥がれちゃいましたよね。ほんと１クールは長すぎます。