HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0202:クレヨンしんちゃんが鳥羽へ

2007-02-02 22:48:09 | 伊勢志摩観光情報
朝、何気なく新聞のテレビ欄を見ていたとき発見!!
7:30からのクレヨンしんちゃんのタイトルが

「三重県だゾ」

となっていたのです。

パートナーも麻酔から目覚めて、夕ご飯を食べながら二人病室で見てみました。
実はクレヨンしんちゃん見るのははじめてかも…。

ストーリーはしんちゃんのお父さんが出張で鳥羽に行く(何の仕事や?)という設定。
それにしんちゃんとおかあさんがコッソリあとをつけていくというオハナシ。

おお、出てくる出てくる。
鳥羽駅だ、ミキモトだ、鳥羽水族館
 

あれ?鳥羽水族館がイルカ島かシーパラダイスとごっちゃになっていない?
ま、いっか。



しかし、登場した鳥羽を案内するお姉さんの言葉、それ、伊勢弁ちゃうよ、なんだか京都弁になっていました。
そこがちょっと気になったな~。

0202:不妊治療外来

2007-02-02 11:31:18 | 不妊治療報告
パートナーの手術成功(就寝)を見届けて、夕方隣の建物である済生会病院のART・生殖医療センター(いわゆる不妊治療の専門婦人科)へ。

ARTに行くにはチェアーウォーカーは1階からしか行けないと聞いていましたが、なんだ、昇降機あるやん

無事精子が取れたことの報告と私の今後の予定を計画。


本日手術の際、採取した精子の映像を見せてもらいました。
スゴイ、見えます。泳いでいます。
前回のときとは全然違う量と動きです。

思わず写真撮らせて下さいと言う、私も私ですが…。

わかりにくいかな?

撮らせてもらいました。(笑)

どうやら、10回分(体外受精)凍結できたようです。
ちなみに1回分は精子20匹以上だそうです。

ちなみに凍結料金は
精巣精子処理料金 10,500円
精巣精子凍結保存料金21,000円(こちらは毎年更新)


そして、ここのところよーくチェックですが。


あくまでもこの凍結精子はパートナーのもの。パートナーにもしものことがあれば、それはそれで、凍結終了となります。
また、もし離婚でもしたら…それもパートナー、もしくは裁判所の判断です。
ので、精子凍結できたから安心というわけではありません。
何がなんでも自分の命を大切にしてもらわないとね。


そして、9月の人工授精トライから実は不順がちだった生理のこともあり、まずはホルモン検査をしてからゆっくり慎重に体外受精を行いましょうとなりましたので、早くて4月に1トライになりそうです。
ああ、これで既にウリ坊計画(パートナーも私も亥年)は断念ですね。(笑)

とりあえず、このトライにむけての第一歩が進むことが出来ただけで、よかった、よかった。
あとは、私のがんばりかな?
みなさん、私にストレスを与えないで下さい(笑)

本日もらったもの
精巣精子処理・凍結保存承諾書
ホルモン負荷試験(説明)

外来診療料金210円

0202:子づくり計画パートナー手術当日「結果」*「天は二物を与えず」と言うけれど…(もちろん長文)

2007-02-02 00:26:32 | 不妊治療報告
今日は、9月の仕切りなおし以来の運命の日です。
朝から昨日頼まれた「手術説明書」「手術承諾書」にサイン押印し、その他言われた雑貨類を持って、一人で家を出ました。
パートナーの待つ済生会病院へ。

今日は空が高く、いいお天気です。
風は冷たく、冬型と言っていた天気予報はどうやら当たっています。
三重県の中勢以北は雪らしい。
それでも、伊勢は雪のゆの字も感じさせていません。

左手に明野の航空自衛隊のヘリが飛んでいるのを横目に見ながら、車を走らせます。
そういえば、昨日の月は満月に近かった、ちょうど満ちてきているようです。良い予感がする…。

パートナーのいる病棟へと向かい、時間まで持ってきた新聞を読んだり、しゃべったり…。
昨夜鎮静剤を打ったからか?パートナーは静かです。
いつも打っていていいかも(笑)

11:30分ぐらいから、手術に備えての点滴を打ち始めました。
そして12:00。とうとう手術室へGO。

今回、全身麻酔をする理由は、脊髄損傷で、胸から下が全廃ではあるけれど、なにかの拍子に反射で足や身体が動いたりするといけないから…というのもあるようです。普通の方なら、局所麻酔か腰椎麻酔らしいです。

ここ済生会病院は手術中の家族控え室がないため、私はパートナーが手術室へ入っていくのを見送ると、病室へ戻ることに。
へ~、と思いながら、お昼なので、途中売店でおにぎりを購入して、しばし、パートナーの車イスに乗って、待機。
のんきにおにぎりを食べながら、パソコン仕事したり…。
でも、やっぱりなんだか落ち着きません。

そして13:50ごろ、執刀医がやってきました。
運命の説明です。
血相は変えていなかったので、パートナーの身になにか…?ってことはないようです。(笑)
自分がドキドキしているのが分かります。
何かの合格発表を直接聞いているようで、なんだか先生の前でピシッと立っていました。

実は、前回の私の浅はかな考え(手術=精子がいる)を、今回は改めていたので、それなりの覚悟をしていました。
だって、手術の説明書には「精巣生検」と書いてあった。


内容も「精巣の組織を一部採取し、検査を行います」と書いてある。
ようするに、あくまでも検査なのです。
採取、保存目的といより、精子がいるかどうか?確かめるということ。

結果は…



医 「手術は無事おわりました。開けてみた所、左の睾丸は炎症していて、普通の色ではなかったので、これはどうかと思って顕微鏡で見てみましたが、やはり、残念ながら精子は一匹もいませんでした。
(ちなみに、この顕微鏡で見る際、ART生殖医療センターの方が待ち構えているそうです)



私 「(内心、相当ショックを受けているが、平静を装い)そうですか、やっぱりいませんでしたか…。以前に副睾丸炎をしてしまっていたので、それが原因ですよね、きっと…」


医 「ああ、そうですか、そんなことありましたか、それが原因でしょうね」



しかし、忘れていました先生は「左の睾丸は」と言っていたのです。
あせっていた私は、そのことをすっかり聞き流して「精子は残念ながら一匹もいませんでした」だけが頭に残り、先生とちゃんと会話をしているのですが、頭は真っ白でした。
次のことが考えなくちゃ、パートナーになんて伝えよう…と考えているようで、考えられません。

(この間がとても長く感じました)

すると先生が、続けて言いました。

医 「左がダメだったので、右のタマを出してみたら、そうそうこの色って感じのが出てきました。見た目正常でしたので、そちらを採取してみましたら、元気な精子が普通にたくさんいましたので、そちらで無事凍結保存いたしました」

私 「え?いました?いたんですねっ!!動いていたのですか?」

医 「ええ、動いていましたよ、普通に」

私 「あ、ありがとうございますっ!!」


あああ、そうだ、男性のタマタマはふたつあったのだ。(力強く!)
そういえば、女性も卵巣は二つある。
腎臓だってふたつある、手だって、足だって、結構人間って二つあるもの多い。

このときほど、ふたつあることのありがたさを感じたことはありません。

「天は二物を与えず」と言うけれど、それは才能や資質であって、こういった命に関わるところには、ちゃんと、ちゃんと、生き残る道をちゃんと残してくれてあるのです。

人間に同じ働きをするものをきちんと2つ用意し、いざというときに備えができるよう、そんな構造でつくられたのです。
どれもなにもムダなものはなかったのです。
泣けてくるよ~。

ありがとう、もうひとつ。
そしてご苦労さま、もうひとつ。

某厚生労働大臣の「女性の機械」失言が取りざたされる今、女性に限らず人間は誰かが設計したわけでもなく、なるべくして作られた身体であることを実感。
それに、機械では、こんな優れたものは作れません。
はい。確信できます。

そんな気分でした。

その15分後パートナーは手術室から戻り、明日の朝まで、特別室で休息です。
今回の手術は相当、疲れたようで、戻ってきてからも、言葉は一言二言、ぐっすり寝てしまいました。



今回の全身麻酔が相当つらかったようで、その後、目が覚めるたびに「喉が痛い」(全身麻酔中呼吸確保の管が通されていた)、「腹減った」(朝から何も食べていません)しか言いません。

パートナーもお疲れ様でした。

パートナーが副睾丸炎になったはちょうど1年前。
なんでも、車の乗降で、いやーな当たり方をしたと言っていました。
痛みが分からない彼には、熱が出てもしばらく原因が分かりませんで、しばらくそのままでした。
そして、今回開けてみて、やはり使い物にならなかったということ。
よくある、大人になってからのオタフクで…というのも睾丸の炎症につながるようです。

そうなる前に採取していれば、きっともっとスムーズであったかもしれません。
いや、もう片方も炎症などなる前にこうして、凍結保存できて本当にホッとしました。

周りにもたくさんいるチェアーウォーカーカップルにお願い。
こういったように、副睾丸炎などによって、採取できないことは何時起こるかわかりません。
私たちも、一年前そんなことになるなんて思っていませんでしたから。

そうなる前に、子供をつくるかどうかはその先に考えればいいとして、元気なうちに採取をおススメします。