HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

鳥羽商工会議所 補助犬セミナー開催

2008-12-12 21:26:58 | 講演・視察
12月2日の話です。
鳥羽商工会議所の委託事業で、補助犬の受け入れについてのバリアフリーセミナーを行いました。


クリスマス気分のセミナーです。


会場は、鳥羽シーサイドホテル。

シーサイドホテルさんでも何度か補助犬を受け入れたことはあるとは聞いておりましたが、でも、ほとんどのスタッフは、実際お部屋で補助犬たちがどのように行動しているのか?というこいとって案外知られていなかったりします。

そこで、私たちのセミナーでは、実際補助犬使用者に来ていただき、そしてお部屋でどのように過ごすのか?お風呂はどうするのか?などという素朴な質問をぶつけてもらういう方式です。


ご主人がお話している間は、クロスもじっとするお仕事です


前半、トラブルで講師の多賀さんが遅れましたが、なんとか場をつなぎ、バトンタッチ。
多賀さんのパートナーであるクロスもいつもより、よく言うことを聞いていたような…(笑)

最初は多賀さんに話を聞いていただき、その後、簡単に補助犬を連れた方の介助の仕方。



そこからフロント→客室→レストランというお客さんがもっとも動きそうな導線をシュミレーションしました。
介助は、シーサイドさんのスタッフにお願いしました。



客室では多賀さんに質問タイム。



多賀さんはいろいろ旅行もされているので、それらの経験をもとに、話をしてくれました。
よく補助犬を連れている方は、シートを持ち歩いているといいますが、実はシートを敷いても犬がクチャクチャにしてしまうんだって。
だから、多賀さん流ではホテルにダンボールを借りて、そのダンボールを敷いておくのだとか。
なるほど。経験から生まれる工夫です。

レストラン会場では、視覚障害者のクロックポジションの説明もしました。


食事の際は、ちゃんと椅子の下へ


これらはシュミレーションをする前に、私からも説明しましたが、移動中でも多賀さんは、介助の方に、何においても、説明時にクロックポジションで自然に聞いていたので、みなさんにもよく分かっていただけたと思います。


補助犬受け入れに力をいれてくれている鳥羽国際ホテルの堀部さんに経験上のお話を…。
堀部さんの隣に座るオトコマエは、私の高校時代の同級生ですよ~。いろいろよくしてくれています。



終わってからのアンケートもみなさん、とても勉強になったとおっしゃっていただき、こういったセミナーをまたやっていかねばと思いました。