国内外を問わず、不正事件が発生している。
東洋ゴム工業の免震ゴムの機能不足。
東芝の粉飾決算。
今回のフォルクスワーゲンの排気ガス規制検査のデータ不正操作。
東洋ゴムでは、年間売上、たったの7億円のため、164億円も損害を発生させている。
東芝の粉飾決算処理は、1500億円とも言われている。
フォルクスワーゲンでは、米環境保護局(EPA)が9月18日、VWの「ゴルフ」や、同グループのアウディの「アウディA3」など5車種、約482千台の改修を求め、調査を始めたと発表。
米メディアによると、調査結果次第では、米当局から最大で180億ドル(約2兆1600億円)の制裁金が科される可能性があると報道されている。
問題となったエンジン搭載対象販売台数は、1100万台である。
特別損失で、8700億円計上予定である。
世界1位の自動車メーカー(2015年上期)が大変なことになっている。
企業は、売上を上げ、経費を差し引いたのが利益である。
如何に売り上げを上げるかが大事であるが、それが不正によるものであってはならない。
VWは、エンジン管理用ソフトウエアの制御により、当局などの検査時に、実際の走行時よりも排ガス中の環境汚染物質が大幅に抑えられるようにしていた。
こんな不正をするソフト開発するよりも、チャント改良したエンジンを作るべきだった。
結果、屋台骨を失うことになるかも知れないことになりそうな事態である。
VWの従業員は55万人。
企業と従業員の役割について、考えさせる問題である。