古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『山田錦』の稲刈りがはじまりました。

2011年10月17日 02時26分12秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 日本木管コンクールの本選が午後コスミックホールであり、聴きに行きました。でも二次予選のモーツアルトのクラリネット協奏曲とちがい、課題曲が現代音楽風の曲だったりして聞いていてもしあわせ感が遠い。居眠りしかけたり、本を読もうかなと思ったり、それでも上手な人のクラリネットをいいホールで聞こうと4時間ねばりました。
 やっぱり曲目を見てから行くことにします。それにしても2006年暮れに三木市に引っ越したのですから、翌年からはこの木管コンクールを見に来れたのに、コンクールの存在を知りませんでした。コスミックホールと同じ建物内にある加東市の図書館で本を借りるようになって、コンクールを知りました。事業仕分けでいつまで開催されるかわかりませんが、ここであるうちは聴きに来ます。
 帰りに畑に寄ってみると、暮れかかったそばの田んぼでコンバインが山田錦を刈っています。倒れた稲も起こしながら大きな機械がぐんぐん刈ります。思わず見とれて写真を撮りました。となりの田んぼを刈り終ったコンバインもこちらの田んぼに入ってきて、二台のコンバインで見る見る大きな田んぼの稲刈りがおわりました。
 そうそう。「イノシシやアライグマを来させないようにするにはラジオを夜中につけておくのがいい」と聞きましたので、きのうはまだ薄暮でしたが畑にラジオを置きました。現在夜中の2時。いまも深夜放送を畑に流しているのでしょうね。少々耳が遠くなったぼくらとちがい、アライグマやイノシシが耳がいいでしょうから、ボリュームを下げています。そばの道を人間が通りかかってもほとんど聞えないでしょう。だれも歩いて通りませんが、猫は夜中によく通るようです。
 ウッドデッキの左翼を改造して、屋根のある諸道具、諸野菜を置く場所をつくるつもりで材木を買ったのですが、仕事がはかどっていません。荒材に電気カンナを掛けただけです。立てる柱の土台をつくらねば。木材にキシラデコールを塗ってから作業にかからねば。広げるためにもう少し土も削らねば。どう組むか細部を考えて木材を切らねば。シンプソン金具を買い揃えねば。……。そんなモロモロが雑念のように浮かんでは消え、整理ができない。見通しがすっきりしないからやる気が起こらない。あー、年をとるってこういうことなんだなー。
 決まりきったことならいままで生きてきた惰性でやりますが、新しいことを秩序立ててやるのは億劫(おっくう)になります。心に残っている「なにくそ! 頑張るぞ!」というカケラを掻き集めてやる気を起こそうとしますが、そのカケラが骨粗しょう症のように消えちゃってます。ま、無理しないでおこう。
 
コメント
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