古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

こんな絵を描かれた人の葬式に行きました。

2011年10月19日 01時50分36秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
                
 仲人をしていただいた方の奥さんが亡くなられた、とお子さんから、朝、電話がありました。故人の住所録を見て連絡したけど通じなくて(前に住んでいた神戸の電話に)、ご主人に確かめて三木の住所と電話がやっとわかったとのことでした。あの人が亡くなられたとあってはどうしても葬式に行かねば。神戸の教会で行われた葬儀に二人で列席しました。
 奥さんは、二科展に入選され、長年二科会の会員として絵を描きつづけ、何度か個展をひらいてこられました。退職記念にもとめた、岡山の国分寺を描かれた絵は、いまも我が家の壁に掛けています。葬儀の行われた教会に絵が置かれていました。人のきずなやぬくもりの感じられる絵で、葬儀のあと写真に撮りました。
 これからも何度か、どなたかの葬儀に並び、「そして」自分の番がやってきます。「そして」のところに、「やがて」と入れようか、「いずれ」と入れようか、「ほどなく」と入れようか、「そのうち」と入れようか、と迷い、とりあえず「そして」にしました。必ずその時が来るのは確かです。
 いまのような生活をしていると「きょうは何をしようか」と退屈して思い悩むことはありません。机を見ても、部屋を見ても、山を見ても、庭を見ても、小屋を見ても、畑を見ても、前の空き地を見ても、体を動かしてすることが山ほどあります。「とりあえずしようと思うことを100書き出せ」と言われたら夫婦ともに1時間掛けずに書けるでしょう。三文にもなりませんが、本人にとっては「やり甲斐」があり、たのしんでできる『仕事』です。
 願わくは元気に、たのしんで仕事のできる日の、一日でも長からんことを。
 
コメント
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