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古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

マムシに気をつけましょう。

2012年01月19日 01時04分49秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
               
 きのうは天気がよかったので、開拓した周回道から桾原のほうに農道を散歩しました。この道は東に向かういちばん高い道で南側に眺望がひらけ、口吉川町の数を見渡すことができます。久しぶりに桾原の池に寄って堤防に上がってみました。草が刈ってないのでアレチヌスビトハギがいっぱいズボンにくっつきます。
 静かですが写真のように竹薮が池に迫っています。池の対岸は雑木林が竹藪に飲み込まれ、竹より背の高いクヌギ・コナラは生き残っていますが他の木々は枯れています。こうなってはどうしようもありません。ほんとに竹薮というやつはどうしたらいいのでしょう。
 うちの村に戻って歩いていると花の好きな奥さんと出会い、道子さんとの立ち話になりました。聞けば去年の夏家のまわりの草むらでマムシに咬まれたというのです。すぐに腫れあがって痛くなり、病院で血清を打ってもらいました。おばあちゃんがマムシ(このあたりでは『ハメ』と呼びます)に咬まれたというのでお孫さんたちは気をつけるし、おじいちゃんおとうさんは一生懸命草を刈るし、大変だったそうです。
 だれそれがマムシに咬まれた。という話は聞いたことがありますが、咬まれた本人に話を聞いたのははじめてです。「痛かった!」そうです。想像がつきませんが、ものすごく痛いのでしょう。それにもし咬まれたら、恐怖がそのあと一生付きまといます。田舎暮らしに草刈りはつきものなのに、その草刈りがとても気の重い仕事になります。大袈裟に言えば、田舎暮らしが天国でなくなります。
 去年子どもたちの冒険宿泊施設『てくてく』(細川町原坂の山奥にある)に行ってみたとき、宿舎のまわりには「マムシ注意! 草むらにはおとなといっしょに入りましょう」と立て札がいくつも立ててありました。
 家のまわりをうろついていたらおじさんが出てこられたので、こんな立ち話をしました。
「うちのすぐ裏の山にも、マムシが出るんですよ。どうしたらいいでしょうねー」
「子どもたちに、わたしたちが生きている世界にはマムシもいることを認識してもらいます」
 さすがシュタイナー教育がモットーの『てくてく』は言われることがちがう! でも拝聴して感心してばかりはいられません。もし咬まれたらシュタイナーもペスタロッチも吹っ飛んでしまいます。
 裏の山にも前の草むらにも畑のそばの村の墓場にもいるのは確かですから、「殺そうと思ったけどもたもたしてたら逃げちゃった」なんて言っておられません。今年は遭遇したら絶対に殺さなくてはなりません。いままで腰が引けていましたが、これからお参りするときは「われにマムシをやっつける勇気を与えたまえ」と拝まなくてはなりませんな。あーあ。
  
コメント (2)
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