拡大・荒廃する竹薮をネットで検索していると、竹林の『野良竹化』という言葉が出てきました。野良犬や野良猫のように広がっているというのです。かつては飼い犬や飼い猫のように民家の裏に竹を生やし、竹の子を掘り、竹を切って利用して、竹林を管理していた時代から、放置する時代になってしまいました。
わかりやすい香川県の資料が出ていました。
香川県の竹薮面積: 1986年(昭和61年) 2173ヘクタール
2000年(平成12年) 3978ヘクタール
この15年間で竹薮の面積は1,8倍に拡大しており、しかもその拡大速度は上がっているのです。さらに竹の子の生産量や竹材の生産量を見ると次の通りです。
竹の子の生産量: 1988年(昭和63年) 13700トン
2002年(平成14年) 1200トン
竹材の生産量: 1964年(昭和39年) 125000束
2002年(平成14年) 1500束
竹を建築資材などに利用しなくなり、わずか1パーセントにまで落ち込んでいます。経済的にどうしようもなくなって竹薮が拡大しているのです。
ではこのように拡大し、荒廃していく竹薮は今後どうなるか。
学者の話が載っています。竹薮がスピードアップして拡大し、繁茂していくとすればその先どうなるか。竹の侵食が自然に淘汰されることはないのか。…… 単一の植物だけが勢力を拡大して、やがては枯れるだろう。だが竹が枯れて他の植物が生え、再び原生林になるには少なくとも200年、300年かかるのではないか。100年くらいではどうにもならないし、経済的にメリットのない竹薮拡大阻止のとりくみではむずかしい。もちろん竹は根が浅いから地すべりや地盤の崩落も起きやすい。
「えらいこっちゃ!」 みなさん、危機意識だけはもちましょうね。
わかりやすい香川県の資料が出ていました。
香川県の竹薮面積: 1986年(昭和61年) 2173ヘクタール
2000年(平成12年) 3978ヘクタール
この15年間で竹薮の面積は1,8倍に拡大しており、しかもその拡大速度は上がっているのです。さらに竹の子の生産量や竹材の生産量を見ると次の通りです。
竹の子の生産量: 1988年(昭和63年) 13700トン
2002年(平成14年) 1200トン
竹材の生産量: 1964年(昭和39年) 125000束
2002年(平成14年) 1500束
竹を建築資材などに利用しなくなり、わずか1パーセントにまで落ち込んでいます。経済的にどうしようもなくなって竹薮が拡大しているのです。
ではこのように拡大し、荒廃していく竹薮は今後どうなるか。
学者の話が載っています。竹薮がスピードアップして拡大し、繁茂していくとすればその先どうなるか。竹の侵食が自然に淘汰されることはないのか。…… 単一の植物だけが勢力を拡大して、やがては枯れるだろう。だが竹が枯れて他の植物が生え、再び原生林になるには少なくとも200年、300年かかるのではないか。100年くらいではどうにもならないし、経済的にメリットのない竹薮拡大阻止のとりくみではむずかしい。もちろん竹は根が浅いから地すべりや地盤の崩落も起きやすい。
「えらいこっちゃ!」 みなさん、危機意識だけはもちましょうね。