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畑の横の道から見た向いの蓮花寺の山々です。一挙に『若葉の頃』になりました。常緑の木々の濃い緑と『新緑』と『竹』が混ざり合って、しばらく竹の「浅い緑」が姿をくらまします。彼らはこのあいだに筍を伸ばし、木々の緑の領域をまた征服していきます。この二、三年、竹薮の拡大速度がだんだんアップするのを、肌で感じるようになりました。
さて調味料から飲料まで世の中は「酵素ばやり」ですが、手づくり酵素飲料づくりもさかんになっています。我が家では道子さんが25年以上も前から「手づくり野草酵素飲料」を仕込み、来客にも飲み物としてお出ししています。
きのうは春の酵素飲料を仕込みました。砂糖11キログラム、畑や裏山で採れた野草、野菜、穀類や果物を大きなペール缶に一キロずつ交互に入れて漬け込みます。「今年は寒さで桜の開花も雑草の伸びも遅いようだ」とゆっくり構えていましたが、季節の歩みはやはり圧倒的です。畑で充分な材料を確保できました。あと10日でおいしい春の酵素飲料ができます。
「炭酸水で割るのは本来の飲み方でありませんよ」と醗酵調整剤をもらうときに言われてしまいましたが、去年からそのおいしさにはまっています。水筒に氷と酵素飲料と炭酸水を入れて畑に持って行く。まずひと仕事。そしてひと休み。ベンチにすわる。汗をふく。向かいの山々を眺める。「冷たい炭酸水割り酵素飲料」を飲む。生き返ります。
酵素飲料は高価な『野草酵素』が大々的に宣伝されていますが、手づくりの酵素飲料がいちばんです。ネットに作り方がアップされていますし(you tube で見れます)、醗酵調整剤販売元では作り方のDVDを送ってくれます。なにより販売されているような「酵素を殺してしまった」酵素飲料でないのがいい。(酵素を殺さないと販売できない)
田舎では材料確保に苦労しないで酵素飲料を作ることができます。特に春の酵素飲料づくりは、材料がいっぱい。きのうはカラスノエンドウ、ナズナ、ハコベ、ギシギシ、ホトケノザ、ヨモギ、ドクダミ、タンポポ、クローバー、ユキノシタ、ミツバ、セリ、レンゲ、ツクシ、スギナ、ヨメナ、大麦若葉、菜の花、木々の新芽(山椒、紅カナメ、アラカシなど。柿若葉はまだ無理でした)など60種類以上を漬け込みました。(トリカブトやトウダイグサなどは毒があっても草同士で消し合うので問題ありませんが、一応トウダイグサは避けました。)あすは街に暮らす友だちもペール缶下げて酵素飲料づくりにやってきます。田舎に暮らすってゆたかなことなんですね。