古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

初詣では伽耶院へ

2022年01月03日 18時29分51秒 | 古希からの田舎暮らし
 泊まっていった萌ちゃんたちが2日には帰り、我が家はまたしずかになりました。今年ぼくは年賀状を出しません。6月に弟が80歳で亡くなりました。でも賀状がいかないと「アイツも死んだか」と思われるかも。「寒中見舞い」を出そう。
 ハガキを買いに出かけました。ふだんはめったに赤にならない伽耶院に曲がる「反応式信号機」が赤です。停車して「そうだ。伽耶院に初詣でお参りしよう」と急に思い立ちました。
 伽耶院は思い入れのあるお寺です。
 2005年11月に、紅葉を見ようと伽耶院に出かけました。立派なお寺です。はじめて知りました。当時はまだ神戸市須磨区に住んでおり、「田舎暮らしをしたい。田舎の空き家に住もう」と空き家を必死にさがしておりました。しかし思うような空き家がなくて、焦り気味でした。2006年の初詣は、三木の伽耶院を思い出して、神戸市須磨区から車を運転してはるばるお参りに来ました。当時は「田舎暮らしといえば丹波篠山だな」と思い込んでおりましたけど。
 初詣で、伽耶院は『一願成就』のお寺であると知り、「田舎暮らしができますように」とお願いしました。でも、三木で田舎暮らしをするようになるとは、思ってもみませんでした。しかし、2006年3月には土地を買い、8月には家を建て、12月に引っ越し。不思議なほど順調に田舎暮らしをはじめました。

 不思議なご縁です。伽耶院さまのお陰です。
 例年、参拝する人は『喝!』を入れてもらうのですが、今年は対面する「喝!」はなしです。山門に看板が。

 このお寺は気に入っています。入山料は「草引き10本」と小さい札。草引きする人は少ないようですが。破魔矢や子供の遊んだ人形などは本堂に置いておきます。15日の〈とんど〉で〈お焚きあげ〉してくださるのでしょう。

 須磨区に住んでいたときは大変でした。娘たちが結婚するとき、幼い頃遊んだ人形を処分しようと須磨のお寺に持ち込みました。案内にしたがって大きな人形やぬいぐるみを、窓口に持っていきました。すると受付の方が「多いですな。これだけお焚き上げすると、2万円いただきます」。
 エッ! と驚いて持ち帰りました。ぼくと道子さんは、家で人形やぬいぐるみを並べて、電灯を消して、ろうそくを数本つけて、般若心経をあげました。ちょっと異様な雰囲気でしたが、あとはゴミとして処分してもらいました。
 伽耶院なら15日のとんどで〈お焚き上げ〉していただけます。
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