104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

四面楚歌

2010年04月14日 20時03分15秒 | Weblog
♪牛丼一筋三百年 早いの旨いの安いの~

 我々の世代、もしくはちょっと上の世代の方は「キン肉マン」で嫌というほど耳にしたフレーズでしょう。これで牛丼屋の存在を知ったという方もおられるのではないでしょうか?


 そんな中、今日の夕方ぐらいから突如として話題になりましたゆでたまご先生の激白。

キン肉マン作者のTwitter告白、吉野家は「事実と違う」

話を簡潔にまとめると、
・80年代初頭、キン肉マンは社会現象になるほどの大人気。「パロスペシャル禁止」となる学校も珍しくなかった。

・その頃、吉野家は事実上倒産。

・キン肉マンTV放映開始前、吉野家が東映(製作会社)に「キン肉マンの牛丼を吉野家のものにしてほしい」と打診。東映快諾。

・アニメのキン肉マンも大ヒット(視聴率も20%ほど)し、「牛丼音頭」の宣伝効果もあり吉野家急激に回復。

・しかし、吉野家はキン肉マンのスポンサーになることはなかった(つまりはタダで宣伝してもらってた)。吉野家復活後の「王位継承編」、「Ⅱ世」でもスポンサーにならず。

・ゆでたまご先生には名前入りドンブリ(それを持っていくと、いつでもタダで牛丼を食わせてもらえるらしい)とタダ券3枚が渡されたのみ。

・某トリビアで上記の丼を持って行ったところ、使えないことが判明(「生ダラ」で憲さんも同じ境遇になってました)。ヤラセな上、全国ネットで晒し者にされる。

・キン肉マンⅡ世連載時、プレイボーイ誌上で「キン肉マンに出てきた牛丼屋はなか卯」とカミングアウト。

・ほどなくしてBSE問題で吉野家ピンチ。集英社はゆでたまご先生に全ての取材をストップ。「金で寝返った」、「吉野家を裏切った」と誹謗中傷される。

・一昨年の29周年時、集英社が吉野家に「なにかお祝いしませんか 今こそ恩返しするチャンスです」と提案したところ、「いや私どもはやる気はありません」とのこと。

・そこへ、すき家、なか卯のゼンショーが手を挙げ、29周年イベント開催。大好評。

・今回の騒動をカミングアウト。


ってな感じです。思ったより長くなりました。ゆでたまご先生のTwitterからだけなんで、真実かどうかは分かりませんが、吉野家サイドから何もないところを見ると、認めてることになります。


 ただ、ゆでたまご先生によれば、当時の社員さんには感謝されたそうです。ただ、ここ最近の社員さんにはその精神が伝えられてなかったみたいです。それどころか不義理と言っても過言ではないことをしています(トリビア事件)。


 今月初めに牛丼値下げを宣言し、並盛280円にしたところ、すき家と松屋が同時期に250円に値下げを発表。「吉野家潰しにかかってるのかな~?」と思っていましたが、ここに来て止めを刺すかのごときカミングアウト。本気で潰しにかかってます。ゆでたまご先生のつぶやきがホントなら同情の余地はありません。まさに四面楚歌とも言えます。