104つの奇跡

見えてるのかな、これ?

自分ならどう言ってほしいか

2017年05月13日 22時25分24秒 | Weblog
もし親だったら「テスト、80点だった」と言う子どもに何と返す?


 「テストの点数が80点だったと報告する子どもに対してどういう返答をするか?」と言うアンケートですか。心理学を少し齧ったことがありますが、人間は叩かれるよりも褒められて伸びる傾向が強くあるって出てます。詰る所、答えは出ていると思いますね・まぁ、80店ありゃ十分じゃないでしょうかね。資格試験なんかでは60点が合格ラインとなっていますし。


 子どもどころか結婚すらしていないので、そのままズバリではありませんが、新入社員の指導と言う形で置き換えれば、結構類似点はあるかと思いますね。は色んな年代の人を対象にやってきましたが、基本的に不足している部分を指摘するよりも、出来ているところをクローズアップする方が結果的に仕事の覚えは早いと言う結論に達しましたね。記事に書いてある通りのモチベーションに繋がったんだと思います。


 もちろん、出来ている部分だけを取り上げるんじゃなくて、その上で足りてない部分も指摘します。すると素直に聞き入れてくれる方が多かったかなと言う印象。ダメ出しばかりされてては聞く耳持たなくなりますし、気分も良くないですしね。ってゆ~か、欠点や不足している点を指摘するってのは非常に簡単なお仕事だと思います。解決方法を口だけで説明するのも、これも簡単なお仕事。育成方法としては多分最低ランクじゃないかと思いますね。人を育てるってのは

・どうすればいいかを手本を見せて
・実際にやらせてみて
・そして最後に褒める

こう言うことだと思います。山本五十六ですね。


 んで、件の記事なんですが、80点ってのをどう捉えるかでスタンスが変わって来ると思います。「8割も出来ている」のか、「2割足りていない」と見るのか。加点方式が減点方式の差じゃないかと思いますね。加点方式だと、「よく頑張った」とか「十分だ」と言う言葉が出てくると思います。


 逆に減点方式で捉えると、「次はもっと頑張ろう」とか「1点でも多く取ろう」とかこう言う言葉になって来るんじゃないかなと思います。与える心理的影響も記事に書いてある通りかと考えられます。まぁ、どっちのスタンスが正解かなんてありませんけど、「自分ならどう言ってほしいか?」って考えた先にあるのが一番正解に近いんじゃないかと思いますね。



 もちろん、子どもの心理状態も加味しないといけませんが、多分褒めたからと言って、そこで満足して進歩しなくなるってことはないと思います。もし止まったなら、それは勉強に興味がないだけの話じゃないかと思いますね。人間、自分の好きなこと、興味のあることに対しては、周りが何もしなくとも勝手に知識を吸収したり、スキルを身につける努力をしますから。