前々から書こうと思っていたのですが、タイミングを逃していたのでここで。先日、ロボットアニメ専門誌の「グレートメカニックG」なる雑誌をゲットしました。4ヶ月に1回の刊行(3の倍数の月)の季刊誌ですね
福岡で開催されている富野由悠季の世界に合わせて御大の作品作りについての解説が組まれていたり、個人的に大好きなエルドランシリーズの特集がありましたので。中々に深いところまで掘り下げられているので「結構知っている方」でも納得できると思います。
御大のところをちょっと紹介すると、
・皆殺しの富野
・カットインと全天周モニターの発明
・突発的に発せられる謎の言葉回しによるセリフ
・ロボットやメカのネーミング
この辺りが解説されていますね。
そんな中、6月に東京でやっていた河森正治expoとコラボして、河森監督のインタビューも載っていました。その中で非常に印象に残っているのが
「得意なことだけを仕事にする。」「好きなことは必ずしも得意なことではない。」
ってところですね。あくまで得意なことであり好きなことではありません。賛否両論あると思いますが、「好きなことを努力して上手くなりたい」ってのは「努力している時点で苦手なこと」、「苦手なことは芽が出ないし伸びない」と河森監督は捉えているようです。
逆に、「得意なことは『大変だ』と言う自覚がなく、ハイスピードにこなせて効率も良く疲れない」とのことですね。人によってはノットイコールではなくニアリーイコールの場合もありますし、イコールの場合もあるでしょうけど、得意なことは努力と言う自覚なしに能動的に吸収したり、上達するってのは確かにそうだと思います。
賛同と同じぐらい否定的な意見もあると思いますが、個人的には河森監督のこの考えには共感します。特に仕事に関しては余計にそう思いますね。好きだけど結果が出ないってのはそう言うところに起因しているのでしょうし、得意なことで結果が出ていると「努力している/練習している」と言う言葉は出て来ないと思います。