今日は、岩井俊二、監督、脚本、音楽の映画『花とアリス』のDVDを借りてきて観ました♪ 雰囲気のある映画です。けっこう好きかも☆
主人公は二人の女の子、鈴木杏演じるハナと、蒼井優演じるアリス。ハナの本名は荒井花。アリスの本名は有栖川徹子で、それで「ハナとアリス」 キーワードは、雨、電車、花、バレエ、学園祭、落語、スカウト、もちろん恋愛。
同じバレエ教室に通う親友のハナとアリス。ある男の子に一目ぼれしてしまったハナは、その男の子が同じ高校だと知ると、彼の所属する「落研」に入部。さっそく彼の後をつけ始めます。(ほとんどストーカー☆)
ところがそこで、なんと彼がシャッターに激突! 意識朦朧とする彼に駆け寄ったハナは「先輩、記憶喪失になっちゃったんです」と、とっさに口走り、「忘れちゃったんですか? 私に先輩が好きだって告白したこと」(←こんな事実はありません!)と、自分が彼女であることを信じ込ませてしまいます(笑) そのウソを誤魔化すために、いつの間にか、アリスは彼の「元カノ」ということになってしまい、二人はお芝居で三角関係を演じることに!! この映画、ストーリーも魅力ですが、出てくる脇役がとっても豪華☆ 広末涼子、大沢たかお、相田翔子、ルー大柴、アジャ・コング、叶美香、などなど。
もともとあるはずのない「記憶」を探す三人。しだいに「元カノ」のアリスに惹かれていく男の子。ハナとアリス。ほころぶウソ。街でスカウトされたアリスは、オーディションを落とされ続け、別れた両親との間で行き場の無い愛情を、架空の「元カレ」、親友の彼氏にいつの間にか投影したりして…ラスト近く、ウソを告白するハナ役の鈴木杏ちゃんの表情がよかった♪ バレエのシーンも印象的!
岩井俊二監督の作品はこれが初めてだったけれど、ちょっとテンポが気になるというか、これが独特のテンポなのかな? でも、やっぱり雰囲気のある映画で、個人的にはこういう作品も好き♪ 面白い映画でした☆