出雲大社の近くに、「古代出雲博物館」があります。
出雲大社にまつわることだけでなく、青銅器、銅鐸、銅鏡、勾玉、石見銀山や、たたら製鉄など、この地方に関係する展示がしてあって、面白かったです♪
中でも平安時代の出雲大社本殿の1/10模型というのがあって、当時は奈良の大仏殿より高かったという建物が再現されていました。
特別展では、なぜか「聖地★巡礼」というテーマで「サンチャゴ・デ・コンポステラ」という、スペインにあるキリスト教の聖地を目指して巡礼する人々を撮影した映像が紹介されていました。
「サンチャゴ・デ・コンポステラ」へ向う巡礼が有名なのは知っていて、その様子も映像で何度か見たことがありましたが、まさか神話の地、出雲で見ることになろうとは。
フランス人の一人の老人に密着した50日(1400キロ)。たくさんの人と出会い、雨に打たれ、厳しい道をひたすら歩く。なぜ人は聖地を求めて巡礼の旅に出るのか?
そこから日本のお遍路さんとか、熊野、西国巡礼などにつなげる展示になっていました。
けっこう面白かったです☆
巡礼をした人は、実際にその証明書がもらえるのですが、博物館でも、この展示を見たということで、同じ様式のラテン語で書かれた証明書をもらいました♪ こういうのは嬉しい☆
隣は同じ博物館で売られていた瑪瑙でできた勾玉(まがたま)☆
荻原規子さんの『空色勾玉』という作品のファンなので、思わず購入しました♪
映像の中でフランス人の老人が、なぜ巡礼に出るのかと効かれ、「生まれ変わるため」と答えていました。
巡礼はただの旅じゃない、考え、自分と向き合うための旅だと。
最後に、「サンチャゴ・デ・コンポステラ」、お遍路さん、西国巡礼、それぞれの国で聖地をめぐるいろいろな国の人の顔が、パネルで紹介されていたのが印象的です。
みんないい顔していました☆