本来なら工業用として使われるはずだった”事故米”を、食用として違法に転用していた事件。
今日になってようやく、農林水産省が流通にかかわった業者を公表しましたね。
その数、現時点で24都府県、377社。
どれだけの”事故米”が消費者の口に入ったことか…
実はうちの父親は農林水産省管轄の食糧庁で、長年米の検査をしてきました。
もう定年退職した身ですが、米の検査にも関わっていて、子供の頃からわからないなりに、品種がどうの、等級がどうのという話を聞かされたものです。
米不足で海外から輸入することになった1993年の時も、兼業農家で自分の家で作ったお米があるのに、真っ先にタイ米を買って来て、「おいしくないね~」といいながら家族で食べました。
今度の農水大臣、、「消費者がやかましい」からとか、「健康には影響がない」とか、いろいろ発言が取りざたされています。農水省の事務次官さんも、自分たちには「責任は無い」という考え。
何のために、誰のために仕事をしてるの?
農水省の調査に協力していない業者もあるそうで、まだまだ被害は拡がりそう。
これからは、消費者も自分の口に入るものに、もっと真剣に興味を持たなくちゃいけないけれど、行政がちゃんと仕事しているかも、しっかり見ておかないと。
この問題、ちゃんと解決してくれるかな…