マット・リーヴス監督の映画、『クローバーフィールド』のDVDを借りて来ました。
ニューヨークを舞台にしたパニック映画。
もぎとられた自由の女神の首が飛んで来ます!
全編、家庭用ムービーで撮ったような形になっていて、友人のサプライズパーティーを撮影していたカメラが、そのままニューヨークを襲う未曾有の大破壊を撮影してしまう、ということになっています。
とにかく、ニューヨークが”何か”に襲われるのです。
逃げ惑う人々。
市民が持っている(という設定)のカメラ映像なので、本人たちはもちろん、映画を観ている観客にも、何が起こっているのかわからない。わからないがゆえにリアルな恐怖、ということでヒットした映画でしたが、そんなに危険ならカメラで撮影なんかしてないで逃げるだろう、と見ていて素直に思いました。
片思いの女性がケガをして。声をかけるシーンでも、カメラ目線。ということはカメラを持ったまま心配してるの? とついついよけいな想像。
あ、でも映像自体は面白かったです。
同じように家庭用ムービーで撮った形の映画として、エドゥアルド・サンチェス、ダニエル・マイリック 監督の『ブレア・ウィッチ』も以前観ましたが、パニック、ホラーとしては、こっちの方が面白かった。
こちらは、卒業制作の映画を撮るために、学生たちが「魔女伝説」の残る森に入りこんで行方不明となり、カメラとフィルムだけが後から発見された、という形になっていて、なぜいつもカメラが回っているのかの説明にもちゃんとなっていて、リアルな恐怖がありました。
『クローバーフィールド』は、ホラーというよりSFという感じ。
次は『スパイダーウィックの謎』が観たいな☆