1月20日(火)のお弁当。
・ブリの照焼き(冷凍)
・きんぴらごぼう
・ウインナー
・ブロッコリー
・のりたまふりかけ
第152回直木賞を受賞した、西加奈子さんの『サラバ!』(上)(小学館)を読みました。
さすが直木賞。近所の本屋さんではすでに上巻が残り2冊になっていました。
下巻がないのはどういうわけ?
まさか下巻だけ売れてるわけもないだろうし?
父親の赴任先であるイランで生まれた主人公の歩は、チャーミングな母と変わり者の姉、そしてその母娘の抗争の波に翻弄される父親という四人家族。
イラン革命のあと、大阪に住んだのち、今度はエジプトへ向かう。
とにかく姉のキャラクターが強烈で、家族の中での居場所、世界の中での自分の居場所を求めるその行動力に周りは振り回されっぱなし。
歩の目線で解説される登場人物たちの行動原理が、いかにもそれっぽく聞こえるのもいいし、人間関係がざわざわ波打つみたいにお互いに影響されて広がっていく様子が面白くて、どんどん引き込まれてしまいました。
西加奈子さん自身がテヘラン生まれの大阪育ちで、小学生時代にエジプトで過ごした経験があり、自分と同年代の主人公を登場させることで、作者の実体験を反映させているんでしょうね。
はやく下巻が読みたい!
直木賞を受賞したことで、増刷されるはずだから、もうちょっとしたら本屋さんに大量に並ぶかな?
小学館
発売日 : 2014-10-29
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