三菱一号館美術館で『ルドン-秘密の花園』を観てきました。
ルドン展は2007年、Bunkamuraミュージアム「ルドンの黒」を観て以来です。
ルドンと言えば黒、そして目玉や一つ目の怪物、奇怪な生き物など、
ちょっと不気味で幻想的、というイメージだったのですが
こんなの↓
これは「ルドンの黒」展で購入したDVDです。
今回の展覧会は、三菱一号館美術館が所蔵するパステル画
「グラン・ブーケ(大きな花束)」など、色彩豊かな作品が中心です。
「グラン・ブーケ」は、フランスの美術愛好家ドムシー男爵がルドンに注文した
城館の装飾画の一枚で、16枚の絵が食堂に飾られていたそうです。
こんな風に。
「グラン・ブーケ」以外の15枚はオルセー美術館所蔵で、全てが一堂に会するのは
日本では初とのことです。
一連の装飾画を観て、なんとなく日本画の影響のようなものを感じました。
余白(全く色がないわけではありませんが)を多く使った構図や輪郭線、
縦長の絵は掛け軸、横長の絵は欄間のような雰囲気を感じさせます。
また、黄色(というか山吹色?)の部分は、照明の加減なのか、
金箔を貼ったようにも見えました。
どことなく「琳派」の趣・・・。
と思って、家に帰ってかつて観た「琳派展(2004年)」の図録をめくっていると、
琳派の影響を受けたのではないかと思われる作品として、
クリムト「裸の真実」やモーザー「三人の女性の屏風」と並んで、
ルドンの「オリヴィエ・サンセールの屏風」が紹介されていました。
(今回の展覧会にも出展されています)
どれも1900年前後の作品ですので「(国は違えど)時代の流れ」
だったのかもしれませんが。
予想以上に収穫、新たな発見があった展覧会でした。
行ってよかった。
ルドン展は2007年、Bunkamuraミュージアム「ルドンの黒」を観て以来です。
ルドンと言えば黒、そして目玉や一つ目の怪物、奇怪な生き物など、
ちょっと不気味で幻想的、というイメージだったのですが
こんなの↓
これは「ルドンの黒」展で購入したDVDです。
今回の展覧会は、三菱一号館美術館が所蔵するパステル画
「グラン・ブーケ(大きな花束)」など、色彩豊かな作品が中心です。
「グラン・ブーケ」は、フランスの美術愛好家ドムシー男爵がルドンに注文した
城館の装飾画の一枚で、16枚の絵が食堂に飾られていたそうです。
こんな風に。
「グラン・ブーケ」以外の15枚はオルセー美術館所蔵で、全てが一堂に会するのは
日本では初とのことです。
一連の装飾画を観て、なんとなく日本画の影響のようなものを感じました。
余白(全く色がないわけではありませんが)を多く使った構図や輪郭線、
縦長の絵は掛け軸、横長の絵は欄間のような雰囲気を感じさせます。
また、黄色(というか山吹色?)の部分は、照明の加減なのか、
金箔を貼ったようにも見えました。
どことなく「琳派」の趣・・・。
と思って、家に帰ってかつて観た「琳派展(2004年)」の図録をめくっていると、
琳派の影響を受けたのではないかと思われる作品として、
クリムト「裸の真実」やモーザー「三人の女性の屏風」と並んで、
ルドンの「オリヴィエ・サンセールの屏風」が紹介されていました。
(今回の展覧会にも出展されています)
どれも1900年前後の作品ですので「(国は違えど)時代の流れ」
だったのかもしれませんが。
予想以上に収穫、新たな発見があった展覧会でした。
行ってよかった。