前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

DVD 『トゥルルさまぁ~ず』

2011-12-28 23:13:27 | お笑い
以前、バナナマンのお二人がテレビ、ラジオで
「今の若手(お笑い芸人)はみんな、さまぁ~ずに憧れている」
と話していました。

もちろん、数々の冠番組、レギュラー番組を持つスター芸人ですから
憧れるのは当然かもしれませんが、それだけではなく、
冠番組、司会を務める番組でも、あまり力の入っていないように見える
その"ゆる~い立ち位置"も憧れの対象なのだと思います。


でも、売れているお笑い芸人の方々が皆、本当にお笑いが好きで
お笑いに対して真剣に取り組んでいらっしゃるのは言うまでもありません。

さまぁ~ずのお二人も『クイック・ジャパン』やコントライブDVD発売時のインタビュー、
ラジオ(バナナマンの「バナナムーン」ゲスト出演時)などから
その熱い思いやこだわりが伝わってきます。

  (コントライブ中は)
  何があっても役は離れない。役のままハプニングを対処する。
  そこはもう絶対的な唯一のルール。

  狙った笑いが起きないのは、絶対に俺らの側に原因がある。
  お客さんに対して「理解しろ」「笑え」じゃなくて、
  「これ面白いよ」って気持ちでやってる。


だから一層、テレビ番組でのあの「ゆるさ」を感じさせる笑いが
逆にすごいと感じてしまいます。

今やテレビ東京の看板番組になった「モヤモヤさまぁ~ず2」などは、
一見ただ街をぶらぶらして雑談しているだけのように見えますが、
くりぃむしちゅーの有田さんは「真似しようとしてもできない」
とおっしゃってました。

現在、深夜で放送されている
 「モヤモヤさまぁ~ず2」
 「さまぁ~ず×さまぁ~ず」
 「東京都さまぁ~ZOO」
 「イカさまタコさま」
などはどれもさまぁ~ずの良さが出ていてとても好きです。


そんな中?携帯電話専門の動画配信サイト「BeeTV」で配信されている
『トゥルルさまぁ~ず』のDVDを買いました。

視聴者からの「○○すると楽しい(気持ちいい)」という投稿を実践する番組です。
(陸上競技用のスパイクを履いてダンボールを踏むと気持ちがいいとか)
深夜番組以上にさまぁ~ずの魅力全開で、もう楽しくて仕方がない!
4~5分の短い番組が20本以上収録されているのでテンポ良く見られます。


もう一つ、さまぁ~ずの魅力として特筆すべきは、
共演する女性(アイドルやアナウンサー)との和気合い合いとした楽しげな雰囲気で、
その女性の"かわいさ"を引き出す点が挙げられます。

「モヤモヤさまぁ~ず2」での大江アナしかり、「Qさま」での優香しかり。
「トゥルルさまぁ~ず」のアシスタントは、
同じホリプロ所属で一時期活動自粛していた"あびる優"さんですが、
さまぁ~ずとの相性もバッチリで好感度大アップですね。


特番で放送された「さまぁ~ずHIGH」では、やはり同じ事務所の後輩、
AKB48の板野友美さんがアシスタントとして出演していました。

それまでなんとなく"ツン"とした感じというか、
バラエティ番組でもあまりノリが良くないイメージがありましたが、
この番組でさまぁ~ず相手に絶叫したり大笑いしている姿を見て
すっかり印象が変わりました。

ほかの番組内でもそうですが、
お二人(というか特に三村さん)の何気ない?下ネタやプチセクハラも
決して下品になりすぎないのはその雰囲気、人間的魅力でしょうか。


「トゥルルさまぁ~ず」は今の自分にとって、何よりの「精神安定剤」となりました。
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Holly Night

2011-12-24 16:07:20 | 先生のお言葉



今年は大きな、深い深い悲しみがありました・・・

みんなで祈りましょう
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題名のない音楽会 『究極の人間賛歌!カルミナ・ブラーナ』

2011-12-11 19:28:51 | クラシック音楽
今日放送された、テレビ朝日『題名のない音楽会』で取り上げられたのは
「名曲百選14 生命(いのち)を謳え!究極の人間賛歌!」と題された
オルフのカルミナ・ブラーナでした。

バラエティ番組のBGM?などでもよく使われるので、
クラシック音楽を聴かない人でも第1曲「おお、運命の女神よ」の冒頭は
知っているかもしれません。

編成が大規模ですので、生で聴く機会はあまりありませんが、
演奏の出来・不出来にかかわらず「感動」が約束された曲でもあります。


「人間賛歌」といっても、ベートーヴェンの第九の「賛歌」とは異なります。
「世俗カンタータ」の名のとおり、人間の本性や欲、男女の愛などを謳った、
ちっぽけで普通な、でも、だからこそ愛すべき人間(人生)への賛歌です。
(歌詞はドイツ、ボイレン修道院に保管されていた古い民衆の歌が元です)

シンプルな和声と力強いリズムの繰り返し。それによってもたらされる圧倒的な迫力と感動。

それこそ音楽本来の姿なのかもしれません。


CDでは、ヨッフム盤が名盤として名高いですね。
確かに強烈にスタッカートをかけた合唱団の歌唱は、それだけで異様な雰囲気を醸し出してますし、
フィッシャー・ディスカウの歌声が聴けるのもポイントが高いのですが、
私が長年愛聴しているのは、レヴァイン・シカゴ響盤です。

シカゴ響の(相変わらずの)迫力もさることながら、なんといってもソリスト、
特にフィリップ・クリーチ(テノール)のソロ!

ソプラノ(ジューン・アンダーソン)の有名な第23曲の超高音も凄いのですが、
テノールソロ(これも超高音)が活躍する第12曲「かつて私は湖に住んでいた」を
ファルセットではなく実声?で歌いきるあの迫力。
丸焦げにされて皿の上にのせられた白鳥の、嘆きではなく恨みの絶叫のようです。

この1曲だけでも聴く価値があると思います。


番組では要所々々端折りながらの紹介でしたし、オリジナルにはないナレーションも加わってましたが、
最終曲(第1曲の繰り返し)を聴いていて涙がでてきたのは、単に迫力ある曲だからというだけではなく、
「人間賛歌」ということの意味が琴線に触れたからかもしれません。
コメント (2)
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