恵比寿にある東京都写真美術館を中心に行われている、
第9回恵比寿映像祭を観に行ってきました。
全体としてはあまり面白くはなかった(無料なので文句は言えません)
・・・のですが・・・。
そんな中、ある映像作家の名前に目が留まりました。
ズビグ・リプチンスキー(Zbig Rybczynski)
作品名『タンゴ』(Tango)
この名前、作品名、見たことがある。知ってる・・・
すっかり忘れていた懐かしい記憶が蘇ってきました。
部屋に入ってしまったボールを取りにきた少年
赤ん坊のお守りをする女性
空き巣に入ってきた泥棒
服を着る裸の女性
食事をとる中年男性・・・
同じ動作を繰り返す人たちが徐々に増えていきます。
本来は別の時間軸に存在する人たちが、
無理やり「一つの時間」に閉じ込められていくかの様。
でもそれらは、まるでパズルのピースの如く決して交わらず、
絶妙に「隙間」をすり抜けていく。
同じことの反復が混沌や複雑さを生み出していく。
まさにミニマリズムの極致のような作品です。
1980年/8分10秒
1983年アカデミー賞 最優秀短編アニメーション受賞
まだデジタル映像技術のない(乏しい)時代に、
オプチカル・プリンターによる合成という手法を用いて、
1日16時間、7ヶ月かけて作られたそうです。
恐らくは今から30年近く前(高校か大学時代)に、
テレビで紹介された断片映像を観て興味を持ったのだと思います。
名前を憶えていたということは、よほど強烈な印象だったのでしょう。
そんな作品とこんなところで出会えるとは・・・(しかもフルバージョンと)
そしてそれは、今と変わらない"趣味・趣向"をすでに持っていた、
"若き自分"との邂逅のようでした。
第9回恵比寿映像祭を観に行ってきました。
全体としてはあまり面白くはなかった(無料なので文句は言えません)
・・・のですが・・・。
そんな中、ある映像作家の名前に目が留まりました。
ズビグ・リプチンスキー(Zbig Rybczynski)
作品名『タンゴ』(Tango)
この名前、作品名、見たことがある。知ってる・・・
すっかり忘れていた懐かしい記憶が蘇ってきました。
部屋に入ってしまったボールを取りにきた少年
赤ん坊のお守りをする女性
空き巣に入ってきた泥棒
服を着る裸の女性
食事をとる中年男性・・・
同じ動作を繰り返す人たちが徐々に増えていきます。
本来は別の時間軸に存在する人たちが、
無理やり「一つの時間」に閉じ込められていくかの様。
でもそれらは、まるでパズルのピースの如く決して交わらず、
絶妙に「隙間」をすり抜けていく。
同じことの反復が混沌や複雑さを生み出していく。
まさにミニマリズムの極致のような作品です。
1980年/8分10秒
1983年アカデミー賞 最優秀短編アニメーション受賞
まだデジタル映像技術のない(乏しい)時代に、
オプチカル・プリンターによる合成という手法を用いて、
1日16時間、7ヶ月かけて作られたそうです。
恐らくは今から30年近く前(高校か大学時代)に、
テレビで紹介された断片映像を観て興味を持ったのだと思います。
名前を憶えていたということは、よほど強烈な印象だったのでしょう。
そんな作品とこんなところで出会えるとは・・・(しかもフルバージョンと)
そしてそれは、今と変わらない"趣味・趣向"をすでに持っていた、
"若き自分"との邂逅のようでした。