フランソワ=クサヴィエ・ロト指揮、レ・シエクル(管弦楽)の
ストラヴィンスキー『春の祭典』を聴きました。
最近はほとんどCDも買っていませんし、このご時世なので
新宿タワーレコードやディスク・ユニオン(クラシック館)とかにも行っていません。
お店に行くと(買う買わないは別にして)色々見て回ってるだけで
あっという間に2時間くらい経ってるんですよね。至福の時間です。
このCDは随分前に買ったのですが、指揮者や演奏についてあまり予備知識もなく
1,2回聴いたきりだったかと思います。
近頃はHMVからくるメルマガが唯一の情報源なのですが
このところ、ロト&レ・シエクルのいろいろな演奏が話題になっており
「そう言えば・・・」と改めて『春の祭典』を聴き直した次第です。
特徴はというと
一つはピリオド楽器(初演当時に使われていた楽器)で演奏されていることです。
初演は1913年5月29日、パリ・シャンゼリゼ劇場ですが
今回使われた楽器も1890年代~1910年代のフランス製らしいです。
とはいえ、バッハやベートーヴェンの時代ほど古いわけではないですし
私の耳では、聴いていてそれほどの違いはわかりません。
(批評曰く「明るいフランス的音色」とのこと)
もう一つの特徴は1913年初演版の楽譜を使用していることです。
(通常演奏されるのは1967年改訂版とのこと)
ただこれも、楽器(パート)が非常に複雑に入り組んだ曲ですので
普通に聴いていて、版の違いはほとんどわかりません。
どの声部・楽器を際立たせるかによっても「聴こえ方」が変わってきますので
指揮者によっては「あれ、こんなとこあったっけ?」と感じることも。
様々なアプローチが可能で、"一流の演奏"ならどれも面白くなるのが「ハルサイ」です。
今まで結構な数の演奏を聴いてきましたが
正直、世間での評判ほどの衝撃は感じませんでした。
ただ、普通?に聴きやすい、いい演奏だと思いますので
そういう意味で、繰り返し聴くCDになるかもしれません。
過去、古楽器オケで驚いたのは
ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団のモーツァルト(交響曲41番)と
コレギウム・アウレウム合奏団のベートーヴェン(交響曲第7番)ですが
楽器の音色というよりも"演奏スタイル(解釈)"の新しさ(古さ?)でしょうか。
あ、あと忘れてはいけないのが
ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークの
ベルリオーズ(幻想交響曲)ですね。
こちらはDVDで持っているのですが"見た目"も含めて衝撃的です。
革命的ロマンティック・オーケストラ
ただ、ニジンスキー振付(復刻)によるバレエ版にやられてしまった身としては
「春の祭典」は(演奏がどうのこうの、という)独立した管弦楽曲ではなく
「バレエとして観る(観たい)」という想いが強いですね。
↓興味のある方は是非こちらをご覧ください。
Rite of Spring - Joffrey Ballet 1987
https://www.youtube.com/watch?v=jo4sf2wT0wU
ロト&レ・シエクルのコンビでは、ベートーヴェンの評判がよいですが
個人的には「展覧会の絵」(ラヴェル編)の方を聴いてみたいですね。
大管弦楽、キンキンキラキラの音色というイメージですが果たして?
ストラヴィンスキー『春の祭典』を聴きました。
最近はほとんどCDも買っていませんし、このご時世なので
新宿タワーレコードやディスク・ユニオン(クラシック館)とかにも行っていません。
お店に行くと(買う買わないは別にして)色々見て回ってるだけで
あっという間に2時間くらい経ってるんですよね。至福の時間です。
このCDは随分前に買ったのですが、指揮者や演奏についてあまり予備知識もなく
1,2回聴いたきりだったかと思います。
近頃はHMVからくるメルマガが唯一の情報源なのですが
このところ、ロト&レ・シエクルのいろいろな演奏が話題になっており
「そう言えば・・・」と改めて『春の祭典』を聴き直した次第です。
特徴はというと
一つはピリオド楽器(初演当時に使われていた楽器)で演奏されていることです。
初演は1913年5月29日、パリ・シャンゼリゼ劇場ですが
今回使われた楽器も1890年代~1910年代のフランス製らしいです。
とはいえ、バッハやベートーヴェンの時代ほど古いわけではないですし
私の耳では、聴いていてそれほどの違いはわかりません。
(批評曰く「明るいフランス的音色」とのこと)
もう一つの特徴は1913年初演版の楽譜を使用していることです。
(通常演奏されるのは1967年改訂版とのこと)
ただこれも、楽器(パート)が非常に複雑に入り組んだ曲ですので
普通に聴いていて、版の違いはほとんどわかりません。
どの声部・楽器を際立たせるかによっても「聴こえ方」が変わってきますので
指揮者によっては「あれ、こんなとこあったっけ?」と感じることも。
様々なアプローチが可能で、"一流の演奏"ならどれも面白くなるのが「ハルサイ」です。
今まで結構な数の演奏を聴いてきましたが
正直、世間での評判ほどの衝撃は感じませんでした。
ただ、普通?に聴きやすい、いい演奏だと思いますので
そういう意味で、繰り返し聴くCDになるかもしれません。
過去、古楽器オケで驚いたのは
ホグウッド指揮エンシェント室内管弦楽団のモーツァルト(交響曲41番)と
コレギウム・アウレウム合奏団のベートーヴェン(交響曲第7番)ですが
楽器の音色というよりも"演奏スタイル(解釈)"の新しさ(古さ?)でしょうか。
あ、あと忘れてはいけないのが
ガーディナー指揮オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティークの
ベルリオーズ(幻想交響曲)ですね。
こちらはDVDで持っているのですが"見た目"も含めて衝撃的です。
革命的ロマンティック・オーケストラ
ただ、ニジンスキー振付(復刻)によるバレエ版にやられてしまった身としては
「春の祭典」は(演奏がどうのこうの、という)独立した管弦楽曲ではなく
「バレエとして観る(観たい)」という想いが強いですね。
↓興味のある方は是非こちらをご覧ください。
Rite of Spring - Joffrey Ballet 1987
https://www.youtube.com/watch?v=jo4sf2wT0wU
ロト&レ・シエクルのコンビでは、ベートーヴェンの評判がよいですが
個人的には「展覧会の絵」(ラヴェル編)の方を聴いてみたいですね。
大管弦楽、キンキンキラキラの音色というイメージですが果たして?