前略、ハイドン先生

没後200年を迎えたハイドン先生にお便りしています。
皆様からのお便り、コメントもお待ちしています。
(一服ざる)

教会探訪【File.022】:カトリック亀有教会

2019-05-24 23:40:36 | 教会など
都内にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

昔撮ったものも含めて結構写真が増えてきたので、
整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

※聖堂内は「祈りの場」なので、信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆カトリック亀有教会(教会堂名:アシジの聖フランシスコ)+
住所:東京都足立区(JR亀有駅)
創立:1971年



比較的新しい教会です。鉄筋コンクリート造りで
住宅街に溶け込んでいます。



ご覧のとおりステンドグラスがとても美しい。
十字架を挟んで、左が「聖フランシスコ」、右が「聖クララ」。



形も珍しく、祭壇を取り囲むような半円形です。
比較的小さな聖堂ですが、その分、祭壇との距離が近く、
アットホームな感じです。
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『ラファエル前派の軌跡展』(三菱一号館美術館)

2019-05-18 23:12:58 | 美術関係
三菱一号館美術館で『ラファエル前派の軌跡展』を観てきました。




1848年のイギリスで、ロセッティ、ミレイらを中心に結成された、
「ラファエル前派同盟(ラファエル前派)」とは、アカデミズムに異を唱え、
自然をありのままにとらえたラファエロ以前の美術動向へと立ち戻るために、
英国美術の全面的な刷新を目指した・・・・ものだそうです。


大学時代の美術の授業で初めてその名前(ラファエル前派)を、
そして作品を知って、それ以来、好きでよく観に行くのですが、
詳しい成り立ちや「思想」などはよく覚えていませんでした。

ただ、以前に観に行ったバーン=ジョーンズや、ロセッティなど、
どれもみな特徴的で「ああ、ラファエル前派だ」とわかります。


私の場合、どうしても、その「女性の顔」に興味がいきます。
バーン=ジョーンズ展」の際にも書きましたが、
男性が女装したような顔だちに。

今回の展覧会では、写真撮影OKの展示室がありましたので、
「特徴的なお顔」を。




どうですか?


遠近法を無視した構図などは、
もちろん宗教画を意識した面もあるのかもしれませんが、
浮世絵などにも影響されたのかな、などと感じました。


何となくもう少し後の時代のスタイルだと思っていましたが、
1800年代中期なんですよね。
私の好きなアール・デコよりも7~80年位前ですが、
モダンですよね。


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ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019

2019-05-05 00:03:10 | クラシック音楽
『ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019』に行ってきました。




聴いたのは、3日と4日で計3公演。

◆平和~パス・サローム・シャローム(公演№122)
 カンティクム・ノーヴム(地中海沿岸の伝統楽器アンサンブル)
 エマニュエル・バルドン(歌、音楽監督)

"パス"はスペイン語、"サラーム"はアラビア語、"シャローム"はヘブライ語で
いずれも「平和」を意味するそうです。
キリスト教世界と東洋世界が出会う地中海地方の音楽と、
西欧の音楽を自在に融合させる器楽・声楽アンサンブル。



あまり目にする機会のない楽器ばかりでした。


ニッケルハルパ。
鍵盤で弦を押さえて弓で弾く楽器です。
ハーディ・ガーディに似ています。


カヌーン(カーヌーン)。
琴のように指で爪弾いて弾きます。

そのほか、ヴィオラ・ダ・ガンバやリュート、リコーダーの
親戚みたいな楽器と打楽器など。

聖母マリアへの賛歌などが中心でしたが、旋律は中近東の音楽のよう。



◆慈愛-中世ヨーロッパの愛の旅(公演№124)
 ヴォックス・クラマンティス(合唱)
 ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)

グレゴリオ聖歌、中世の多声声楽曲、現代音楽を得意とする合唱団で、
作曲家ペルトから多くの作品を献呈され初演しています。



グレゴリオ聖歌:アレルヤ
マショー:キリエ(ノートルダム・ミサから)
ダンスタブル:あなたはなんと美しいことか
ペロティヌス:祝福されたる子よ
ダンスタブル:われ、わが園にくだりゆけり
グレゴリオ聖歌:あなたはまったく美しい、マリアさま
バンショワ:愛の神への感謝
マショー:アニュス・デイ(ノートルダム・ミサから)
オケゲム:死よ、そなたは矢で傷つけてしまった


アレルヤを歌いながら、会場後方から入場。
そして、ギョーム・ド・マショーのキリエに。

何という美しい歌声。神聖さ、荘厳さ。


◆ペルト作品(公演№233)
 ヴォックス・クラマンティス(合唱)
 ヴォックス・トリオ(弦楽三重奏)
 ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)

ペルト:何年も前のことだった
ペルト:7つのマニフィカト・アンティフォナ
ペルト:スターバト・マーテル


ペルトの音楽に出会ったのは、第一作品集「タブラ・ラサ」が
出た頃なので、もう27~8年前になるでしょうか。
ライヒと共に、もっとも支持を集めている現代作曲家になりました。

もともと宗教色が強く、静謐な作品が多いので、
無伴奏合唱曲などは、前出の中世の宗教曲などと並べても
違和感がありません。

『7つのマニフィカト・アンティフォナ』は初めて聴く曲でしたが、
男声低音、パートごとの移り変わりと重なりがしびれます。

『スターバト・マーテル』は冒頭、弦楽三重奏で始まりますが、
ペルトらしい下降していく旋律で、そこに合唱が加わると、もう限界。
「Stabat mater dolorosa」のところで思わず落涙。


ヴォックス・クラマンティスは、これまでもラ・フォル・ジュルネに
出演していたようですが、今まで知りませんでした。
機会があればまた聴きたいです。


CDを購入しました。
グレゴリオ聖歌とペルトの作品集。
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教会探訪【File.021】:カトリック初台教会

2019-05-04 11:31:10 | 教会など
都内にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

昔撮ったものも含めて結構写真が増えてきたので、
整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

※聖堂内は「祈りの場」なので、信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆カトリック初台教会(教会堂名:聖アルフォンソ・マリア・デ・リゴリ)+
住所:東京都渋谷区(京王新線初台駅)
創立:1956年



右側の建物が教会、左側の建物は修道院です。



2002年に建て直された、新しい、美しい教会です。



修道院の壁には聖母子画が掲げられています。



聖堂内です。事前に撮影許可を頂きました。
左右の壁には「十字架の道行」(キリストの受難各場面)の
彫刻が掛かっていますが、写真撮影は禁止でした。



正面、祭壇の上のステンドグラスです。壁はステンドグラスではなく曇りガラスで
柔らかな自然光が入るようになっています。



聖堂後方のパイプオルガンです。
天井が高い!



祭壇脇の飾られている聖母子画と



イエス・キリストです。



聖堂の壁のガラスを外から撮りました。


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教会探訪【File.020】:カトリック渋谷教会

2019-05-02 15:52:44 | 教会など
都内にある色々な教会を観て回っています。
旅行先でも観光地だけでなく、その地の教会を訪れたりしています。
それぞれに歴史と個性がありますね。

昔撮ったものも含めて結構写真が増えてきたので、
整理と備忘録を兼ねてアップしていこうと思います。

※聖堂内は「祈りの場」なので、信者の方々の邪魔にならないよう
 可能な場合のみ撮影しています。


◆カトリック渋谷教会(教会堂名:聖ドミニコ)
住所:東京都渋谷区(JR渋谷駅)
創立:1960年



渋谷駅から小型バス(東急トランセ)で5分ほど。
マレーシア大使館の隣です。



モンドリアンの初期グリッド・スタイルのようなデザインの
ステンドグラスが、全ての窓にはめ込まれていました。

大変素晴らしかったのですが、聖堂内は写真撮影禁止でした。
光が差し込んできたら、さぞ美しいことでしょう。(訪問当日は雨)
なお、聖堂は3時には閉まってしまうのでご注意を。



こんな感じや、


こんな感じ。



外から窓のステンドグラスを撮りました。
気合で脳内色補正して下さい。
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